今年のGWは最大10連休!?
なんじゃそれ!?
ってことで遠出を3月くらいに計画する
最初は久々に金沢行こうとするも少し気が向かない
すごく好きな街なんだけど、日中の観光がもうないのよね・・・行き過ぎて。
食べるしか楽しみがない。
しかも今、震災支援で政府が金沢への旅費を安くしてるからただでさえ混んでる金沢がもっと混んでる予感
道理でね、行きたい寿司屋に何軒か電話したけどもう既にGW中の予定は埋まってるとのこと
もうさー
GWって人がいないとこに行くしかないじゃーん!
ってことは東北だな!
はい、長期休暇でしか行けない東北の北側に愛車で行くことにしました
目的は以下
①温泉三昧
②日本酒三昧
③お魚三昧
④あわよくば函館
いやー楽しみな旅だなー
6泊7日の行程を立て、全ての日のホテルと夕飯を予約し、いざ出発!
さすが東北、夕飯の予約はかなりすんまり決まった
GWと無縁か!?!?
■4/29(月・祝) 0日目 東京〜八戸
この日は昼まで浅草で予定あったのでそのあと北上することに
目標はなんと、オール下道で全行程を過ごすこと!
そして初日の移動の目標は翌4/30の朝5時に八戸のみなと食堂に到着すること
さーて寝る時間も確保しつつ下道だけで八戸まで行けるんでしょうかw
しかも前日4/28はゴルフしていて朝3時半起きで睡眠は十分ではない
これは健康との勝負です
昼の4号線、うーん混んでもなくないけどすいてもない
春日部あたりまで抜けるのに時間かかってしまう
小山〜宇都宮はいつものように110km運行
案外好調、、だけど前日の疲れも抜けてない
夕飯を福島〜仙台あたりで探すが、ろくな店がない
これ、仙台で夕飯くわないとフラれた時に一大事だ・・・
ってことで夕飯の時間帯に仙台にいるためには下道だけでは間に合わない
これは行きだけ高速解禁しよう!
4号線と東北道が交わる那須高原SAから高速に乗り、宮城に入ってすぐの菅生PAで降りる
そして向かうは二郎仙台店
うん、おいしかったです
このあと眠くならないか心配だがここからは下道でぐんぐん北上する
そして途中で花巻東高校に寄って、よくニュースで見る大谷や菊池を祝す垂れ幕を見てみる
しかし真っ暗、警備員もいない
真っ暗すぎてスマホのライトじゃ太刀打ちできなくて、怖くてすぐ逃げ帰るw
大谷はここで育ったんかー、へーなるほどなー
西舘ドラ1を祝す看板?もあって嬉しかったね
花巻市から盛岡〜岩手町〜二戸〜八戸は車線も多くてものすごく快調に飛ばせた
全くストレスなく運転できた・・と言いたいところだが。
4/24に喉の痛みを覚え、4/25に発熱し、ゴルフのために4/28に無理やり市販の風邪薬をガブ飲みして間に合わせた体に大きな異変が・・・
まず、この前日から声が出ない。
そして喉が痛い。
極めつけ、目からねばねばした鼻水が出る。目やに。
特に目やにがやっかいで、暗い夜道を運転してるのに目ヤニで視界がぼやける。目がネチョネチョする。
こーれがもう辛くてね。しかも暗い夜道に小雨が降り注ぎ悪コンディション。
ちょくちょくコンビニ入っては目を洗って次の30分のドライブに気合を入れるようなサイクルでひたすら八戸に向かっていた。
そうしてとうとう4/30の午前3:30、雨降る八戸を疾走してみなと食堂の駐車場に辿り着いたのであった・・・
浅草を出発したのが13:30。八戸到着が3:30。
14時間かかったか・・・なげーな・・・
飛行機でくれば4時間なのに・・・
みなと食堂の駐車場で雨音を気にしながら車内で6時オープンに向けて仮眠を取り始める。
あぁ、体調が悪い・・・
■4/30(火) 1日目 八戸
5時に起きる。まだ店の前に列はない。
5時半に起きる。まだ列はない。まじか?
5時40分。まだ列ない、うそだろ?
不安になって店の前まで行ってみる。
すると・・・はぁ。
ウェイティングボードを発見してしまった。。。
4年前にみなと食堂に来た時はこんなのなかったのに!
列が長すぎて導入したんだね・・・
既にこのとき、記入しても8時から9時の回だった。
いや、とにかく丼にありつけるだけで嬉しい、ありがたい。
せっかく3時半に来たのにオープンの6時に喰えないのは寂しいが、、
でも二郎でまだお腹も減ってないし、いっかー!
八戸市内のヤマダ電機に行って、天井のある駐車場で朝日を凌いで再び仮眠する
2時間。熟睡。みなと食堂からの電話で命からがら起きる。
お目当ての平目えんがわ半々漬け丼は8時で既に売り切れ。
ただ平目入りのザ・漬け丼を頼んだ。えんがわ喰えないのが残念だが他のネタを喰える貴重な機会だ
・・・やっぱうめぇ!!!!
ほんっとうにみなと食堂のネタはなぜこんなに旨いのか
「漬け」という作業が熟成に近いのかな
タレがうまいんだよな・・・
半分を占める平目はもちろんの旨さ。まぐろと海老は想定内。イカも味の乗りがよかった。
そしてみなと食堂の海鮮丼の真骨頂は卵を割ってから。
この卵黄が、タレとご飯とネタを見事に繋ぎ合わせ、格別に旨い一杯へと昇華させている!
ほんっとうに旨い!許されるのであればこのままもう1杯食べたい気分。
これで1,450円だもんなー、全国の海鮮丼で最も満足度が高いよ
お会計の際に何時から記帳しているのか聞いたら祭日は朝3時だって。
うわー俺が到着した頃にはもう記帳始まってたんか。
まぁ二郎でお腹すいてなかったし、まぁいっか
明日も早起きできたら来よう!
さぁいかんせん体調悪い
声が出ない、目から鼻水出るのがひどい・・・ので、
地元の耳鼻咽喉科へと繰り出すww
ここで薬をもらい、薬ガブ飲みし、目薬バチバチにさし、ゆっくり極楽湯に向かう
八戸の極楽湯、温泉の種類も多いし極楽湯の中でも至極なんだよな〜
東京のスーパー銭湯とは思えないガラガラっぷりに喜びながら、ゆっくりと疲れを癒す
今、GW中だよね?こんなに人いないんだww
仮眠室でそのままグウグウと寝ていたかったが、このままだと昼飯喰わずに沢山寝てしまう・・・
上まつげと下まつげが目ヤニで繋がって開かない瞼を頑張って開き、バキバキで重い腰をあげ、ホテル経由で八食センターへと向かう
八戸の昼飯は八食センターの七厘村以外ないでしょ!!!
ここは八戸で唯一混んでたww
13:30くらいで少し待って入店
さーてあんまお腹すいてないけど色々買いこむぞ〜
生牡蠣5ヶと帆立1ヶで1,350円!安い!
白魚の刺身600円!これ何匹入ってんねん!
このままだと網で焼くものないので、半ば無理やりホッケ300円!
そしてエビス700円!
うーん体調良くないから生がそこまでうまくない!疲れ半端ない!
ゆっくり1人でお水中心に食べました・・・
ホッケ、焼くのミスって皮目が網にひっついてしまった
これ1人で食べると量多いねww
白魚も1人で食べると飽きる、これ何匹あんだよ・・・
生命をいただいている感覚で一匹ずつ大切にいただきました。
目がかわいい。透明の体に黒い小さい粒が2つついてる。そこだけちょっと固い。目。かわいい。
多分これ600匹くらい入ってた。1匹1円。安。
喰い終わったら目ヤニと煙でぐちゃぐちゃになった目を洗って、そそくさとホテルへ戻る。
ねみぃ。
ホテルグローバルビュー八戸アネックスで2時間くらい仮眠。
グローバルビュー、こないだ出張の新潟で初めて泊まったけど大浴場あるホテルを買い取って改装してどんどん勢力伸ばしてるね。
19時!
前回訪問した「ばんや」は臨休でした。今回は他の店をちゃんと予約しているのさ。
「だるま」。いい感じの小料理屋、小さめのカウンターを独り占めです。
これなんだっけ。なんかの山菜をわさび漬けしてピリっとするビールに合う素晴らしいおつまみ。
馬肉煮込み。八戸きたら馬肉喰わないとね。
コシアブラの天ぷら。「コシアブラ」という山菜初めて聞いたけど美味しかった。季節も春だし、この旅ではたくさん山菜を食べれたね。
キリンラガーの次は陸奥八仙のピンクラベルでゴクゴクいく。
殻つきうに!750円とか破格やん!と思って頼んだらミョウバンの味しかしなくて超まずかった。うへー、750円でうまいうになんて存在しなかったんだ・・・
これ、「もうかの星」という刺身。八食センターでも売ってて気になったんだよね。前回八戸来た時にはなかった。これ、サメの心臓の刺身。馬刺しみたいな食感で、生姜醤油でいただく。うん、めちゃ旨いね。馬刺しよりあっさり。魚感あります。
とにかく体調悪いのでほどほどにして退店。
食べ物飲み込む時、食道が細くなってるのかすごく胸が苦しいんだよね
しかもなぜか急に上唇が数倍に膨れ上がる。体調どうなってんの。
でもお店自体は美味しそうなメニューもたくさんあったし、これは良い店だったね!
二軒目、近くにある良さげなお店に行こうと思ったけど、さっきは営業してたのにもう閉まってる。
まだ20:30だよ?八戸やる気あるの??
みろく横丁も混んでる店か大衆スナックしかないし、店主と常連がよろしくやってるような店ばっかり。これ、声出ない客が入ると雰囲気壊すな・・・
と思って前回と同じく、二軒目は「サバの駅」です。
八戸産のサバを売りにしてますが、不漁により今は北海道産サバを使ってるとのこと。
うわーそれはサバの刺身頼む気失せますわ。
サバのすり身団子と、南部せんべい天ぷらとで軽く飲って終わりです。
閉店ガラガラ!
ホテル戻って薬がぶ飲みしておとなしく寝ます。
いやー体調悪いし天気悪いしあまりテンションのあがりきらない八戸になってしまった。
旅の初日は想定外にダメダメなスタートです。
温泉入って湯治せな。
体調悪くて朝は当然早起きできず、みなと食堂での朝食は断念
朝風呂入る気力すらなかった・・・
いそいそとチェックアウトし、テンションの上がりきらないまま八戸を後にする
さーて昼飯。八戸市から南部町を抜け、1時間ちょいで田子町へ。
「たご」だとずっと思ってたら「たっこ」でした。ニンニクの首都です。
しかーし、まずは昼飯で「池田ファーム」に行く。田子牛のファーム直売レストランです。
イッヌが外でのんびりしてた。可愛いやつめ。
ロッジ風の店内で豪勢にサーロイン定食を注文する
それと田子産ニンニクホイル焼き。300円。安。一人旅だしマストでしょこれ。
野菜も焼きつつ、、サーロイン焼く!この油!炎の赤色が透けるほどの透明感!
味付けは全くされてない状態で来るから、サラの油の味も味わえる。ほんと、さらっと食える。ビビる。
さらっと喰えては面白くないので、卓上の塩や胡椒を振って焼いたり、にんにく入りのタレにつけてから焼いたり、わさび醤油で喰ったりとアレンジしながら自分好みを見つけていく。
一番うまかったのはなんだっけ。案外タレが旨かったね。てかにんにく入りのこのタレうめぇ。池田ファーム自家製のタレ。
にんにくホイル焼きはこんな感じ。臭みほとんどないけど。これジャガイモです。
お腹まだ入りそうだったので、800円くらいの牛タンも頼みました。
またしても味付けがなしで、スライスしたニンニクが乗ってます。まじでニンニク推しだねこの町。狂おしいほどにニンニク。
以上、ちょっと贅沢な昼飯で4,100円。これでもかと田子牛とにんにくを味わえて満足だよ。肉だったらお腹にたまることなく夕飯にも干渉しないだろうしね。
お会計の際に「駐車場の裏にチューリップ畑を植えましたので是非見てくださいね」と言われて見に行く。
一面ニンニクの花の中にチューリップが綺麗に咲いている。狂おしいほどのニンニク。
ニンニクの花をバックに愛車をパチリ。
そして「田子ガーリックセンター」というお土産屋へ!
まずここで「にんにくソフト」というソフトクリームを食べる。
今まで喰った変わり種ソフトクリームの中で一番旨かったかも。これ東京でも喰いたい。田子最強かよ。
にんにく関連のお土産もすごい。加工品、100種類くらいある。
生のにんにくと、にんにく塩と、東北限定にんにく柿の種を買ってみた。
田子産の生にんにく、東京で買おうとするとバカ高いからね〜。買うならここだよね。
さて映画見ながらここから十和田湖方面へ移動します
田子町から十和田湖に抜ける県道21号線、これが良かった!ドライブの醍醐味!
軽快なワインディングが楽しめる道で、かつ遠くに山々を望み、さらには緑一色の牧場までが遠くに見える!これが綺麗!
オーディオを全部オフにして窓を開け、自然と一体化してドライブを楽しむ・・・
体調も戻ってきて、ようやく旅のテンションがあがってきた!!
いやー山奥なのに開けた道路って最高だよね
十和田湖に出てきて、湖面をバックに愛車をパシャリ
十和田湖ってへんな形してるんだね。鹿児島県の半島がひとつ増えて三股になった、みたいな。
湖沿いを走るのはほどほどにし、恵まれた天気の中で酸ヶ湯温泉を目指します
なんの気なしに入った国道102号線、これが・・・また。
2台がすれ違えるくらいの車幅が続くんだけど、軽が30km走行。
おいおい急いでくれよ先を急いでるんだとイライラ。
しかし周りを見ると渓流沿いの道だし、ハイキングしてる人多いし、何か雰囲気が良い。
あれ?ここが?噂に聞く?奥入瀬渓流!!!
これは30km走行で優雅にドライブを楽しむ素晴らしい場所だ!
今までドライブした道の中で最も感動したかもしれない、それくらいマイナスイオンがすごかったし自然と一体化してる感があった
道はずーっと小川沿いの渓流を走る
川のせせらぎを聞きながら緑の木々に囲まれ、その木々から日差しが差し込み絵に描いたような風景が続く
ハイキングしてる人達の顔もどこかほころんでいる
おいこれ・・・最高かよ!
ランダム再生していたオーディオから、DQ8の「神秘なる塔」が流れてきた
この神秘的なBGMがまさに奥入瀬渓流にマッチする・・・
森の精と出会える、本当にそんな気すらした
いや〜ふわふわとした気持ちになれた20分くらいのドライブだったなぁ・・・
温泉マニアの知人が日本一好きだという温泉
硫黄臭が非常に強く、駐車場にも立ち込める硫黄臭にテンションがあがるw
入湯料800円を払い、硫黄臭がついても問題ないどうでもいい捨ててもいい服を持ち中へ
木造の建物にはぬるめの「下の湯」と熱めの「上の湯」
どちらも硫黄の湯の花で見事に白濁しています
下の湯38℃で30分くらい浸かるのがおすすめ、とのことだが時間の流れが遅すぎて全然30分経たないw
上の湯が気になりすぎて、10分くらいで上の湯へ
あ〜、42℃くらいで最高だ、旅の醍醐味を感じられる〜〜
旅先の秘湯って、なーんも考えずボケーっと純粋に温泉空間を楽しめるのが最高なんだよな
日頃東京という喧騒の中で暮らし生活しているが、遠く離れた山奥でお湯に浸かり疲れを癒している・・・という事実だけで脳がとろける
最後に頭から温泉をかぶり、硫黄をまとってお湯を出る
こういう秘湯に宿泊する上級者になりてーなーと思い車で後にする
いやはや、車が硫黄臭で充満するぜ
ここから酸ヶ湯温泉に行くために標高高い場所に向かうが、
一気に路面が濡れてくる。
というのも、全て雪解け水。それも大量の。
と思ったら数分で路面の両サイドに1.5mくらい積もった雪がドーンと出てくる
これが酸ヶ湯かぁ!
冬は走行困難、春まで高く積みあがった雪に囲まれるという酸ヶ湯!
この圧巻の風景、どうですか。雪の白と青空の水色と太陽の光源が良いコントラスト!
ブルックリングレーの車のボディも水色に光り始めた
いやいや青森最高かよ・・・
酸ヶ湯温泉、さすがにGWなのか駐車場はほぼ満車
入湯料は1,000円だけどオリジナルの手ぬぐい付だから全然高くない
さーてここはヒバ千人風呂という1,000人は入れるという巨大混浴が有名
脱衣場ですっぽんぽんになり、さっき使った半濡れ持参手ぬぐいをまとっていざヒバ千人風呂へ!
・・・でかw
ドームかよ
巨大のヒバ作りの温泉、導線もいろいろ定められててアミューズメント施設です
一番手前の熱の湯、白人の外国人も入っています
ここも御多分に漏れず白濁!硫黄!いいねぇ
ただ一番奥の四分六分の湯が一番熱くて最高だった
ここも浴槽自体がでけぇwさすが混浴ww
しかし混浴とはいっても女性側のエリアは壁で隔てられているエリアがあり、ほとんどの方はその壁の向こう側で温泉を楽しんでいる模様
男の視界からはほぼ女性はおらず、いつものように男湯感覚で楽しめました
でっかい浴槽だと純粋に湯量が多いから心も満たされるねw
ただ、でかすぎてエンタメっぽさが強いから玄人はさっきの谷地温泉とかの方を好むというのもよくわかる
ヒバからあがり、「木霊清水」という八甲田山の湧き水が飲めるゾーンで冷水を飲む
これが・・・うめぇww
ゴクゴクゴクゴク・・・。
せっかくだしもうひとつの「玉の湯」も入ってみる
ここは狭めな普通の温泉って感じだね
お湯はヒバと同じく白濁でいいお湯でした
ポカポカ身体で温泉出てもまだ外は明るい
いや〜幸せな気分になってきた〜今日で一気にテンションあがった〜
このまま酸ヶ湯から青森市に行きますが、下りすぎてほぼアクセル踏まず市街地まで行けたw平均燃費爆上がりw
ホテル近くの24時間500円の駐車場にとめて、ホテルパサージュ�にチェックインです
ここ、前回の青森でも3泊した綺麗でアクセス良くて安いホテル
今回一泊しかしない青森、珠玉のお店で飲むしかないです
「はた善」という割烹料理屋のコースで飲ります
いやービールがうまい!湯上りビール最高!
青森の刺身は旬のにしんとそいが多かったね
特にそいはどこでも喰えた
日本酒はメニューに載ってるもの以外の限定品をいろいろ教えてくれた
まずは田酒!「華想い」という米を使った花見シーズン限定の酒だそうです
いいね、こういう地場でしか出回らなさそうな田酒を飲めるのは青森にまで来た甲斐があります
どうでもいいけど徳利がオシャレ。穴の開いた冷たい竹です
料理に自信のある割烹のようで、どんどん料理が出てきます。美味しい。これ煮物。にんじんがめちゃ甘くて旨くて、あーちゃんと料理作ってるな〜と。
もひとつ、田酒のJD古城錦。古城錦という酒米は初めて聞きました。
風味はさっきの方が強くて美味しかったかな〜、こっちは「うわー磨かれてるね〜」という印象。ただ希少酒であることは間違いない
お魚ととうもろこしと地元牛ステーキ。牛うめぇ
あとは鍋物とかなんやかんやで2時間たっぷり酒とコース料理を楽しめた
カウンター席は関東からの旅行客で埋まってたね
大将がユニークな方でずっと冗談を言い続けてた
私も声しゃがれながらツッコミし、最後は大将と仲良くなれた・・・気がした
やっぱり田酒の特別純米以外を飲める機会って貴重だよな〜
いいお店でした。はた善。
そういや1番上の画像が大将。
「私を待ち受けにすると金運があがりますよ」と冗談言ってたから「じゃ撮りますね〜」と言って撮った写真です
さて二軒目!
どうしても行きたい店がある!六兵衛!
ここ、前回の青森訪問時にベタ惚れして現時点でマイ居酒屋四天王に君臨するお店
ここ一軒目行きたいと思って電話予約したら「GWでもういっぱいです」と断られたんだよね
今回の予約で唯一断られた
んなら二軒目扱いで特攻するしかない!
すぐ前を歩く4人組が店に入っていってピンチ・・・
ただ4人は断られて踵返し
「1人です・・・」
「カウンターどうぞー」
きたー!良かった!今回の旅の目的達成!
相変わらず時代の時計が止まったかのような、ノスタルジックな空間に仄暗い裸電球が揺れ動いてタイムスリップ空間を作り上げています
大将は前と同じくてきぱき作業。女将ではなく、30代の女性がせっせと声を出して接客しています
いやー、、素晴らしい。カウンターからのこの景色、何よりも絶景だよね。雰囲気ありまくり。
まずは生と「竹の子焼き」。青森来て春の新たけのこが美味しいので頼んでみた
「これ食べ方分かるか?わかんないだろ。こうやって剥いて、こうやってこうやって喰うんだ」
大将が持ってきてくれて、自ら皮をむいてくれた。前回、田酒の山廃を振舞ってくれたあの優しさ通りだ
お次、なまこ酢と喜久泉。小皿にありえん量のなまこが入ってる。ほんとこの店、安さとボリュームのバランスがおかしなことになってる
隣に座ってるカウンターの男性がものすごい喰うし飲むしで怖いのよ
日本酒とか全種類制覇するんじゃないかと思うほど。と思ったらサワーとかも飲み始めて、一心不乱に飲み食いしてる。いやーすごいなー。
そう思ってると向こうもこっちのことをなかなかの酒飲みだなと思っていたらしく、ひょんなことから会話が始まり、すっかり意気投合
横須賀からきた同年代くらいの男性で、新幹線乗り放題のチケットで温泉入りにこちらにきた、と。
瓶ビール頼んで2人であける。私は「タラ玉」を注文する
これ、おつまみのタラを卵黄であえた料理なんだねww青森の郷土料理だそうで
そのあと、私おすすめの茄子焼きを2人でシェア。ほんとビーズクッション。すんごい柔らかいのよ、この茄子。
これもさー、2人で話してたら大将と女性店員も会話に入ってくれて。
横須賀からの男性もギリギリ入れて、俺もタイミングよかったみたいです
「大将の体調とか考えて、席あいてても全員案内しないようにしてるんですー」と女性店員
「女将さんはもうお店には立ってないんですか?」と大将に聞くと、
「離婚した。浮気されたから。」と驚愕の一言。
しかも俺が前回来た時にはもう離婚してて、その時立ってた女将らしき人はただのバイトだったw
今回いた女性店員さんもバイトだそうでw
もう俺はお腹いっぱいでほとんど飲めなかったけど、隣の男性がアホみたいに瓶ビールを空にしてくれた
しかも「お兄さんの分まで払うよ!」と言ってくれたので素直に甘えることにw
「隣になった女性とかに奢るのは珍しくないけど、男性相手に奢るのは珍しいな〜」
と大将もなぜかご満悦
多分その男性、同い年くらいな気がするんだけどな〜w
まぁいいやw
「黄金崎不老ふ死温泉よかったよー!遠かったよー!」
「え!この旅で行こうと思ってるんです!」
「君も温泉好きなんだね〜気が合うね〜w」
この会話がきいたかなw
ホテルに戻ってバタンキュー
■5/2(木) 3日目 青森〜函館
体調も少しずつ戻ってきてるのでこの旅でようやく朝ちゃんと起きて朝ごはんを「おさない」に食べに。
ここ前回の青森旅行時フラれたんだけど、どうしても帆立料理が気になってね〜
昼か夜来ようかとも思ったんだけど朝食営業もしてるからラッキーと思って店の前にいくと、臨休の貼り紙
GW中は朝営業お休みしてるっぽいです
ガッデム!薬飲みたいから朝飯無理してでも喰いたい!!!
しゃーない、青森魚菜センターでのっけ丼でも喰うか・・・?
ぐるーっと市場をまわるも、あんまのっけ丼にそそられない。米でお腹いっぱいにしたくねーなー
刺身にされて数時間経ってると思うと新鮮さも失われてるだろうし。どこ産の魚かもわかんねーし。
と思ったけど、こんな風に「今日はこの魚を捌いたよ!」って陳列されると少しそそられるねw
無駄にりんごジュースの試飲たくさんもらっちゃって申し訳ない気持ちになったのでそそくさと退散
もうひとつ近くにある「アウガ新鮮市場」も行ってみたけどあんま喰うもんもないなぁ
やけに青森が推してるにしん「身欠ニシン」。これなんて読むんや。みがけにしん?
と思ったら、思い出した
駅前に長尾中華そばあるやん!朝営業してるやん!
そこに行きました。
駅前店限定の「ごぐえぎ」。「ごぐにぼ」より煮干し度高いらしいです。「えぎ」って、「えぐい」って意味かな。
これ、朝から食べるには結構ヘビーだったけど喰えてよかった
むしろこのレベルのらーめんを駅前で朝から喰える青森最高すぎる
ほんと青森最高、魚と酒と食べ物と温泉と自然がすべて最高の水準です
さーて無事に朝飯喰って薬飲んだのでチェックアウトして最低限の荷物だけ持って車は駐車場に置いたまま青森駅へ
ホームに撮り鉄がいて、暑いからドアあけっぱなしにしてるのにそいつが自分が撮影したいがために全てのドア閉めるボタンおして回っててうざかった
そんな珍しい電車でもねーだろこれ。ただ新青森行くだけだわ
片道4,500円。これで青函トンネル通って北海道行けるんなら意外と安い!
青函トンネルって今は新幹線だけだけど前は在来線もあったんだってね
今でも名残のトンネル内の駅は避難所として活用してるとかないとか
しかもトンネル内のレールは連結レールじゃなくて一本のながーいレールを使ってるから「がたんごとん」と言わない。
これ、トンネル内の天候?気温?が年間通して一定だから成せる業らしい
・・・と、暇な新幹線内で無駄にwiki読んでしまって撮り鉄みたいな知識をつけてしまいました
人生初青函トンネル、ややテンションがあがる。というかGW中なのに車内ガラガラなことに笑う
北海道に上陸すると、右手には函館山が見えます
さて新函館北斗ついたぞー!
車内広告に松本剛がいて一気に北海道を感じる
夕飯の予定まで完全に未定なんだよな・・・昼飯はひとまずらーめん行っとくか
五稜郭駅で降りて徒歩15分、「RAMEN ROOM 18」
蔦出身の店主の店です、が、、、はい臨休
せっかく歩いてきたのに・・・しかも明日も休みやんけ
今回の函館訪問の一番のBM店だったけど行けないことが確定し、涙をすする
このまま函館駅方面に行くか・・・
バス停で20分くらいバスを待ち、乗り込む
車内でJKが「郡司打たないから嫌い」と日ハムの話をしていることにフフフとなる
函館のJKもファイターズ好きなんだね!すごいわ、札幌だけじゃないの。
さて昼飯はハンバーガーの食べ比べでもするかな
松風町で降りて、「HOT BOX」という百名店のハンバーガー屋にいく
いい感じの自習室みたいなカウンター席に座る、、うわーテンションあがる!
しかも今日は車置いてきたから昼から酒飲めるぜ!!!
北海道産の太いアスパラ大好き人間なので、5月限定バーガー「グリルドアスパラガスベーコンモッツァレラチーズバーガー フレンチフライ付」とブルックリンラガーをもらう
いえーい!うまそ!
ほんっと、、北海道のアスパラってなんでこんなにぶっとくて旨いんだろうね
歯ごたえがさ、シャキシャキだけどどこかしっかりした噛み応えもあるんよね
いやーうまい
接客もよいし繁盛店でした
よし、人生二度目の函館を堪能するぞ!
前回は札幌から車で来てらーめん2杯喰ってすぐ帰っただけなので、函館の地理も何もわかっちゃいない
松風町から函館山あたりまで歩いてみんとす!
てくてくてく・・・暑い
要所要所にお土産屋とかあるけど、売ってるもの全部一緒だな・・・
ガラス細工の置物とか、魚とか、サッポロクラシックとか・・・
赤レンガの雰囲気でなんとか持ってる街並み・・・海も別に綺麗ではない。ごちゃごちゃした港って感じ
あれ〜函館これは散歩してもあんま面白くないかー?
とおもってフラフラ歩いてると、大学後輩夫婦にばったり遭遇
こんなことってあるんだねww
こっちは出会ったことに驚き、向こうは出会ったこと以上に俺の声が全く出ていないことに驚いてた
向こうも暇してるみたいだったんで、もうラッキーピエロ行こうぜーっていってお茶しました
マリーナ末広店は港に隣接していて、海を見ながら食事ができるボックス席が人気です
30分くらい並んで注文
GWの今回の旅で唯一ラッキーピエロだけは混んでたなぁ
一番人気のバーガーはあえてスルーし、人気No.2の「社長大好物」とガラナビールを注文しました
ガラナビールって、、ホッピーみたいにビールをガラナで割るだけなんだねww全然うまくなかったwww
社長大好物バーガーことラッキーエッグバーガー、これは旨かった
タレ?ソース?がたくさんあってもりもり喰えたね
海をバックに入れたいがために写真くっそへたくそだけどww
さーて肝心のバーガー食べ比べですが、ホットボックスは単品1,800円くらいのバーガー。対してこれは500円くらいのバーガー。
一口目の「うまい!」は対して変わらないんだけど、4口目以降の満足度が段違いだね。やっぱ安いバーガーは飽きるw
あと作りが1,800円の方が丁寧。
で、4倍の値段の差に見合うかどうかというと、うわーこれ微妙だね
この食べ比べだとラッキーピエロに軍配あがるかなwww
でもラッキーピエロうまいからな。
これが500円のモスとかマックのバーガーと比較する、となるとどうなんでしょうね
都内の高いバーガーも高いからなー、1,800円じゃおさまらないからなー
同じ食べ物として考えない方がいいかもね。
美味しいとんかつとかつやを一緒に考えないものね
ってことで海を見ながらだらだらビール飲んで薬飲んで目薬さしてうがい薬でうがいして胃腸薬を飲む
ルーティーンの多さに後輩夫婦は呆れていた
暇やー、函館暇やーやることねー
それに観光地が密集してなくて、バス移動も電車移動も路面電車移動も意外と高い
バスなんてちょっと乗るだけで350円だからね
なんだか観光しづらい街だな
ってことでもう函館山の方は行かずホテルに行くことにしました
歩くこと25分、「グローバルビュー函館」です
今回の旅で2回目のホテルGV
ここ、、すごいいいホテルを買収したね
本館とアネックスに分かれてるんだけどぱっと見は高級ホテルよ
それで天然温泉が素晴らしい!
赤褐色の温泉で気持ち良い!
夕飯の予約時間ギリギリまで温泉に入り、身体をポカポカにしておりました
日帰り温泉としても使えるけど、日帰り利用だと1,000円よ?
こんなん宿泊者の役得で入りまくらないともったいないよね
夕飯はバスでまた30分くらい移動し、市街地から遠く離れた住宅地の中にポツンとある「旬菜旬魚 田じま」へ。
こういう駐車場付きの一軒家タイプのお店です
中は広くて意外と大箱。カウンター席以外にテーブル席や座敷もあって賑わってます
てっきりカウンター席に座って大将と会話しながら、、的な店を想像してたけど、大将忙しそうであんま会話はなかった
それでもいろいろお酒とかおすすめしてくれて嬉しかったけどね
ここでは予算だけ伝えて料理お任せにしてもらっていた
まずはあん肝の生姜煮。生姜煮うまいな!
次、3種盛り。左のは北海道でしかほぼ喰えないたこの卵巣!たこまんま!うまい!
真ん中ふき。右はなんかのご飯。
ふき美味しかったんだけど、この店の山菜推しがすごい。
店主自ら山菜採りに行くらしいね。そりゃ料理にも気合が入るわ
山菜使った料理も多くて、、いやーこれぞ地方の名店って感じです
カウンター席の隣に座った4人組も山菜採る人たちらしく、ずっと山菜の話してるww
なんか・・・山菜クラスタに囲まれたことってないから新鮮な気持ちかつ背筋が伸びて料理を楽しめますwww
これ、ばばのて貝のお吸い物。味も見た目も帆立と違わないけど、婆の手みたいな見た目してるから「ババノテ貝」というひどい名称もついたそうです
お刺身来たからここらで日本酒もらおうかね。凌駕JG無濾過生原。北海道は地酒がしょぼいから他県の日本酒です
んでお刺身はやっぱり真ソイが入ってました。
これ旨かった!にしんの西京焼きだっけか。
すんごいふわふわで、お酒と合う!適度な油のしたたり!うまい!
こういう料理にもふきがあって山菜に自信ニキが伺える
そしてにしんに乗ってる香菜みたいな葉っぱもいい仕事してるのよね。
食べはしないけど香り高くて風味が増す、これはいい食材をいい塩梅で調理する腕の良さが光る逸品だね!
日本酒ばっか飲む旅だがこの店は焼酎の品揃えが半端ないので、「次に来る料理に合う芋をソーダでください」と頼んでみた
函館で屋久島限定焼酎wwすごい違和感ww
これすんごいすらすらっと飲めちゃってほぼ水でした。もうちょいパンチ欲しい。
店主が屋久島に旅行に行った時に出会って、買っちゃえーってことで買ったそうです
山菜とりにいくし釣りもするし酒も自ら調達するし、本当に「食」が大好きな大将なんだね。好感度あがるエピソード。
で、次に来た料理はお肉でした。嬉しいアスパラ入り。
最後に「一番風味が強い芋をソーダでください」と頼んでみるとあんま美味しくなさそうなPKGの酒が出てきました
しかしこれ・・・超うまいの。甘いし風味強いしで思い描いていた最高の焼酎です
これうまい!ごくごくいけちゃう!ソーダ割り以外でも飲みたい!東京で見つけたら絶対買う!
そして山菜を中心とした天ぷら。コシアブラとたらのめ、、、とかだっけ。こういうの自分で採ってきてお客さんに喜んでもらえるの、嬉しいだろうなぁ
最後もこの店らしく、竹の子ご飯のおにぎりです。うま。でかくて最高。
そんなにバチ飲みせず、かつ料理も追加しなかったのでお会計8,600円程度。安いね。
帰りはバスがもう終わってたので、五稜郭駅まで歩き、電車を25分待って函館駅までいきました。
いやー移動しづらい街。
時間かかっちゃったので函館で飲み直す気もなくなり、セコマでチューハイとおつまみ買って帰り、風呂入ってチューハイ飲んで就寝です。
長いのでここで折り返しです。
執筆も間に合ってねーわ。