50年間の余生の過ごし方

ラーメンと日本酒と外食とゲームを見初める日々

宿願の青森②

宿願の青森②

 

※前回からの続き

宿願の青森① - 50年間の余生の過ごし方

 

■3日目@青森〜つがる

 

本当はこの日は「うに処 旅路」といううに丼屋に行き、

そのままの流れで津軽半島をグルっと一周、竜飛崎を望んで龍泊ラインという名道を走る予定だった

しかし旅路の営業時間をよくよく見ると夏季限定

うにのシーズンだからだそうな

なるほど、そりゃそうだわな

しかも今年はコロナの影響で夏の営業もなかったらしい

こりゃ今度夏の青森に来ないとな!と思って3日目は唯一予定をその場で決めるフリーの日だった

4日目以降の予定を睨み、細かい予定をこの日に詰め込むことに

 

まず朝起きて、朝ラーに出かける

必要なものを部屋から持ち出し、車を停めてある駐車場へ

明るい時間に青森市内を走るのは初めてだけど、結構栄えてるよね!

山形とかより圧倒的にビルが多いし、駅から県庁くらいまでのエリアは全然田舎を感じない

整ったええ街やん!

そして意外と繁華街から近い長尾中華そば店 西バイパス本店

混んでるかな〜と思ったけど全然混んでなかった、青森の人気店ほんと混んでないw

らーめんの感想はまぁ別エントリーで書くけど、神田店とは明らかに違うと感じた

やっぱり酸味が強いよね〜津軽の煮干しの共通の要素です

 

今回の旅のテーマである「食べ比べ」

それを実践するため、そのまま中華そばひらこ屋に直行です

オープン20分前に到着、駐車場に何台かとまってるけど寒いから誰も店の前で並んでないw

んじゃまお言葉に甘えて、PPに並びます

さっきデフォ喰ったから、ひらこ屋では限定のにぼダグ喰ってみようかな!と思って濃厚なメニューを注文してみた

濃厚といっても東京の濃厚煮干しとテイストが全然違う

粘度とか濃さで勝負してないのが津軽煮干しらしい潔さというか、歴史の懐の広さ

意外と太麺だったのも面白かったね

そして何より驚いたのが・・・胃腸薬の効果がある

この旅、胃腸薬を服用してるおかげでかなり喰えてる

ちょっと前までこんなに短いタイムラグで2杯ペロっと喰えることなかったんだけど、この昼の連食はかなり余裕しゃくしゃくでいけた

これは素晴らしい!

 

ここから夜までフリータイム

初日に車ぶっ放して体力減ってるし、マッサージも行けなかったのでリフレッシュしてやろう!と思って少し遠出して日帰り温泉に行くことに

初日の極楽湯、2日目の境関温泉・新岡温泉に続いて青森4回目の温泉

青森市内にもたくさん温泉あったけど、少しでも未踏の地に行きたいなと思って目指すはつがる市

 

途中、鶴田町に超巨大スーパーがあったので寄ってみた

ホームセンターとがっちゃんこになってるスーパーかな?と思いきや、多分全部スーパー

ほんとでかい、コストコかってくらいでかい

こういう田舎のバカみたいにデカいスーパー好きなんだよな〜と思いつつ、お茶と地元JAのりんごジュース缶を購入

このりんごジュース、80円くらいで買ったんだけど2日後にお土産屋で見たら160円くらいしたよ

まじかよ、流通どうなってんねん

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岩木山が綺麗に望める田んぼ道を通ったりしながら、愉快に温泉に向かい

そして到着、「つがる地球村温泉」

露天風呂が熱くて最高だったな・・・疲れが癒える・・・

綺麗だしここは気に入りました

何よりホテルのバスタオル持ってこれるから身体拭くのが楽でいいわ

いつもフェイスタオル1枚で完結させてるからね

 

その後、車内で映画を見ながら青森市内にゆっくりと戻る

贅沢な時間の使い方だ・・・

青森市に戻って酒屋巡りとお土産購入と癒しです

まずは地酒庵さとう

いまいちピンとくる酒がなかったので保留

八甲田丸の前で車と写真撮ってそそくさと退散

その後、かめや酒店

ここのピンと来ない、というかラインナップが似てるなぁ

さらに目当ての酒屋は定休日だったので翌日来ることに

そのあと、東青森駅近くのマッサージ屋で60分もみほぐしてもらう

このご時世、住所を書く系のサービスは少し気が引ける

「コロナ流行ってる東京から来るなよ」ともしかしたら思われてるかもしれない、と思うとリラックスできない

リラックスするどころか、逆に店員に気を遣って終わったな・・・

あかんです

 

その後、酒舗たかはしに行くと刈穂の種類がハンパない

純米吟醸だけで4種類くらい並んでたので、つい1つ買ってしまった

結構繁盛してたから地元のお客に支えられてるいい酒屋って感じだったね

いい酒屋に出会えました

 

んで、ジークフリートというラスボスみたいな名前の洋菓子屋でお土産を買い、

アスパムという観光物産展でさらにお土産を買う

アスパム、駐車無料かと思ったら有料だったからここで六根を買う

青森住みます芸人がロケし終わってたむろしてたけど、、さすがに知らない顔だった

でも茶髪の若者ってだけで青森だとめっちゃ目立つ

青森産にんにくを食べる機会を楽しみにしてたのに運悪くにんにくメニューにまだ出会えてなかったから、お土産の高いにんにく買っちまったよ

おとなしく八食センターで安くて大量のにんにく買えばよかった!おばちゃんにおすすめされたのに!

 

さぁそしてホテルにやっと戻る

この時、18時

今日は日本シリーズがないからゆっくりできる夜です

お店は19時に予約してるので、それまであと2つくらい観光スポットを巡る

ひとつめ、A-FACTORY

八甲田丸の近くにある、横浜にありそうなおしゃれなお土産屋です

「A」は青森のAなのかアップルのAなのか知らんが、青森はそこらへんにAが溢れてる

この店、すごくおしゃれでレベル高そうなお土産が揃ってる!

田舎くさい古臭いデザインの没個性おみやげがない!

ここでやりたかったのが、シードル飲み比べ

だから車を置いて徒歩で来たのだ

シードルなんで普段飲まないけど、シードル飲み比べできるのなんて青森くらいしかなくないか?

この旅行のテーマ「食べ比べ」にも合っている

シードル醸造所みたいな什器の脇の階段を登ると、シードルの瓶がセットされている自販機?みたいなのが鎮座している

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合計8種類

隣接のカフェで300円分のカードを買って、そのカードをこの自販機にぶちこむと100円から飲める

100円分を3種類飲めばいいか!

透明のプラコップにちょろちょろーと3種類注ぎ、3種類一気に飲んでみる

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う〜ん、、シードルそんなに美味くない!w

特にね、スィートが美味しくない

甘ったるくて雑味もある感じ、甘い酒ならもっと旨い酒はいくらでもある

ドライの方が逆にグイグイ飲めて炭酸も強く感じてお酒としては美味しかったかな

・・・ということが分かっただけでも飲み比べの価値がある

300円で飲み比べできるのは面白いよね

 

19時に近づいてきたのでA-FACTORYを後にし、すぐ隣のワ・ラッセに行く

ねぶた資料館的な

残念ながら営業時間終了していて展示物は入り口近くにあったプチねぶたしか見れなかったけど、坂上田村麻呂がねぶたを発明した人物だと知れたのでもうそれで満足

でもプチねぶた綺麗だったよ、光?照明?の使い方が職人だった

 

シードル飲んだばっかりだったけど気分はもうビール

そんなこんなで野球のない夜、食に集中できる夜に予約までして選んだ店は一八寿し

市内の人気な寿司屋です

ランチで来ることも考えたけど、寿司屋で飲むなんて青森で贅沢旅してる時くらいでしか思いきれないなと思って思い切って訪問!

これも詳細割愛するけど、まぁ贅沢だったわw

握りは美味しかったけど日本酒がイマイチだったのがなぁ〜ちょっと惜しかった

最初は地元のお客さんばっかだったけど、時間を追うごとにだんだんと観光客っぽい人も増えてきた

最後、カウンターで左に座った男性ソロ客・・・これまた俺と嗜好が似てて笑っちまった

その客が来る前に店員さんと「今日の焼き物は何ありますか?銀鱈と帆立と穴子か・・・穴子お願いします」という自分の会話をそっくりそのまんま展開してたし、

絲というマイナー日本酒飲んでたし、

えんがわだか貝だか忘れたけど追加で頼んだ握りも同じだったし、

背丈格好も似てたし・・・

いるんだな、どこでも俺みたいなのが

お会計1万

1万か、まぁそれに見合う贅沢な時間だったし、東京の寿司屋でこんな贅沢したら2倍はいきそうだから良かった!

 

さて、二軒目のビールをより美味しく飲むため、ここで温泉に入ろう!

ホテルに戻り、そこから徒歩5分くらいで着く「青森まちなかおんせん」へ

ホテルの大浴場に宿泊者以外も安く入れる

広いし「りんご湯」がいい匂いしたし、良かったね

ちょっと清潔感は物足りなかったけど

 

さぁ街へ繰り出します!

六兵衛!やってない!

すし居酒屋樽!やってない!なんで!

はた善!遠い!湯冷めする!

おさないもちろんやってない!

3連休最終日の月曜祝日、21時を超えると嘘みたいにガランとする青森駅前繁華街

まじかよ

営業している店があったらすぐに飛び込んでいいレベルでどこもやっていない

謎のアートスペースが明るいくらいでほとんど店の灯はついてない

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コンビニでビール買って部屋でやるのも、、せっかく青森で味気ないしな

と思って、繁華街の一角に派手な照明で目立っている「弁慶」という地雷確定みたいな居酒屋に飛び込んでみる

内観は思いっきりモンテローザっぽい大量のテーブル席

メニューは一丁前に魚が揃ってるけど・・・怪しいな

ひとまずエクストラコールドを注文

あとはつまみに、青森県産の白子の天ぷら

ビールは旨いよそりゃ

でもね、この天ぷら・・・なんの味もしない

なんなら、塩つけても味がしないw

まじかよ、こんな味のしない白子はじめて食べたよ

やっぱり・・・弁慶地雷だった

天ぷら喰ってすぐ退店

ご馳走様でした〜

 

翌日は朝早いので、この日は巨人も負けることなく胃腸薬飲んでぐっすり就寝

 

■4日目@青森〜大間〜青森

この日は、八戸のみなと食堂に次ぐ青森旅行メインイベント、そう大間でマグロを食べる

晴れの日に大間までのドライブを楽しむという意味も込めて、この日の予定を優先的に決定

本州最北端というだけでテンションがあがる

 

ホテルを7時過ぎに出発

目指すは11時オープンの浜寿司です

青森市からグングン東に向かい、途中からはまなすラインに乗り北上あるのみ

途中、林の真ん中を突っ切るみたいな道もありテンションあがらざるをえない

陸奥湾を望みながら車を走らせてると、「ほたて観音」という訳のわからないオブジェがあって見晴らしも相当いい

ここで陸奥湾バックに車をパシャリ・・・と思うと外はあり得ないくらい風が強い

遠くに恐山も見える最高の景観だけど、、とにかく風が強くて立ってるのがやっと

恐るべし冬の青森

むつ市を経由してもただひたすらの海沿い1車線で、オープンにしてシートヒーターもつけてマフラー装着してゆっくりとロングドライブを楽しめた

う〜ん、晴れてるし最高!

あとさ、遠距離ドライブは目的地の名前が看板とかに出だすとテンションぶち上がるんだよね

「大間」という文字を青看板で見ただけで盛り上がってくる

 

そうこうして大間町に到着

観光客回避のために平日の火曜に来たけど・・・人通りがほとんどない

逆に店は営業してるのかどうか不安になるレベルで人がいない

11時オープン、浜寿司は・・・暖簾かかってる!良かった!

ということで、思い切って「本鮪握り盛り合わせ」5,900円を注文

温かいあがりが身に染みます

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結論からいうと・・・旨いけど絶賛するほどでもない気がする

多分大間産のまぐろは使ってると思うんだけど、にしてもこの店のランクでこの味だとしたら本当に旨い鮪がどこで喰えるのか

いや、めちゃ旨いし6,000円くらい出してもいい味なんだけど、

人生最高のまぐろだ!と言うほどの期待を込めていたのでそこまでではなかったかな、と

でもお会計の時にショップカード渡されたんだけど、店主の名刺風で面白かったのと、

ここの店主、ほこたての「絶対に天然鮪を見破る男vs絶対に見破れない養殖まぐろ生産者」の前者としてフジに出てたとのこと

これは光栄です、このカード大切にします!

 

そのあと車に乗り本州最北端の場所に行き、車をとめ散策

しっかし・・・人がいないくて風がめちゃ強くて寒い寒い寒い

青森旅行で最も寒い瞬間だった

最北端の碑を写真で撮っても周りに誰もいないし、まぐろモニュメントを撮っても誰もいない

ここ、、観光地だよね?大丈夫かな?

とにかく寒すぎて風が強すぎてずっと涙が出続ける

あと信じられないような話なんだけど、多分ここで風にマフラー飛ばされてそのまま気付かずマフラーなくした

帰りの車で「あれ、マフラーない」と気付いたんだけど、浜寿司に電話してもなかったし、その後行った店ではマフラー外した記憶ないし、考えられるのは風で飛ばされた説のみ

まじかよ・・・気に入ってたのにな・・・

マフラーを代償に捧げた本州最北端独り占めでした

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当然浜寿司だけで帰るはずがないので、最北端からほど近くの「魚喰いの大間んぞく」へ

一番高いまぐろ丼を定食ではなく単品で頼み、さらに「マグロ胃袋酢みそ和え」という一品料理も注文

こんだけ喰えるのもほんと胃腸薬様様だわ!

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このまぐろ丼も、まぁこんなもんかという正直な印象

赤身のしっとりさはまだまだだし、トロも脂の質が上質ではないような気がした

胃袋酢みそ和えは案外味も食感も美味しかった

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さて、人の全く存在しない街でまぐろは十分楽しんだので、

次は懲りずに銭湯です!温泉!

大間町には本州最北端の「海峡保養センター おおま温泉」がある

そこに歩を進める間、牧場の中の道を進み牛とも触れ合う

保養センターと言うだけあって大型バスも駐車していて地元のおじさんおばさんが宴会っぽい催しを開いてる

そこをかきわけ、400円払っていざ入湯

服を脱ぎ捨てて引き戸を開ける!

・・・も、圧倒的違和感

下調べが不十分だったけど、なんの魅力もない、ただタイル敷き詰められているだけででっかい浴槽がひとつあるだけ

清潔感もない

これは・・・

1秒で即決

ここはやめて、ちょっと東にある風間浦村の温泉の方にしよう

急いで服を着て、車に戻る

ここで俺が人間性ないな、と思うのは、受付の人に「ごめんなさい、急用ができてしまって・・・」と返金を匂わせることをわざわざ言う

すると愛想のいいお兄さんが「わかりました〜」と400円返してくれた

ごめん!といいつつ、おおま温泉を後にする

いや〜、清潔感なさすぎて入ろうと思えなかったんだよね

 

車で30分弱、来た道を戻って「桑畑温泉 湯ん湯ん♪」へ

こっちは最高の湯だった

43℃くらいの露天風呂が最高で、津軽海峡を一望できる

遠く離れた先には函館市の大陸

あぁ・・・青森旅行も3分の2が終わってしまう・・・

悦に入りながら熱めのお湯を堪能していました

 

さて、ホテルに戻ります

行きは林の中を疾走してきたけど、帰りは知らないうちに無料高速に乗っていた

あれ〜、高速あるんかい!

それでもあんま時間変わらなかったけど

昨日休みだった酒屋に寄ったけどいまいちだったので、かめや酒店で鳩正宗を購入

18時過ぎにホテルに帰還

そろそろ日本シリーズが始まるので、今日は温存しておいた六兵衛に訪問!

 

この六兵衛がね・・・みなと食堂と並ぶくらい青森で最高の店だった

雰囲気・味・コスパ最高

詳しくは食べログに頑張ってこれからレポあげようと思ってるんだけど、

とにかく料理が全部安い!

ほとんどのメニューが500円以下でしかも新鮮でおいしい!

大将とその奥さんの2人だけの接客で、時が止まったかのような昭和歌謡の流れる暗がりの店内

これぞ田舎の名店、本当に最高だった

下調べしてる時、食べログの評価はまぁそこそこだったけどなぜかピンときて「絶対この店は俺に合っている!」と。

その通りだったね

一番嬉しかったのは、なんだっけな、鳩正宗かなんかを俺が頼んだ時に大将が「良かったら、そこの田酒飲んでみるといいよ」と言ってくれて。

田酒って特別純米ばっかりだったのに、月に2〜3本、しかもいつ入ってくるかも分からない山廃が今日ちょうど入ってきて冷蔵庫に入れず俺の座席のすぐ後ろに陳列されていた

「え・・・本当ですか!?」(目キラキラ)

「うん、冷えてないけど、常温でもいいなら開けて飲んでみていいよ」

常連でもなんでもない俺のどこを見てそんな特別なオファーを出してくれたのか分からないけど・・・ありがたくいただくことに

カー!特別純米とはやっぱ違うな!山廃の方がうまい!

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さらに嬉しかったのは、その後やってきた男性ソロ客2人どちらも田酒頼んだのに、山廃のことは何も言わず普通の特別純米を提供していたこと

これが・・・妙な優越感というか満足感というか・・・美味しい料理を出してくれる大将とここ青森の地で心がつながったような気がして本当に嬉しかった

いろいろ食べていろいろ飲んでしまった

しかもお会計やっぱり安かった!

店を出る時、

「お客さん、観光?地元の方?」

と聞かれたので勇気を出して東京から来ましたと言うと、

「そうか〜!雪降ってなくてよかったなぁ!」

と。嬉しいね。

感染者多い東京から来るのは少し気後れするけど、ずっと楽しみにしていた青森旅行とても楽しいですと伝えると、

「青森は全然コロナいないからね、安心だよぉ〜」

と。これもまた大将の人柄が出ているような会話で心が温まったよ。

地下1階のお店でスマホ2台とも圏外で日本シリーズこそ見れなかったけど・・・最高の店だったよ

 

店を出て試合経過を確認すると、ムーアが絶好調で7回くらいまでノーノーやってたんで、急いでホテル戻って観戦

9回に丸が森からヒット打っちゃったけど、1安打完封負け

笑うしかないです〜どうせならノーノー喰らってほしかった〜

というか東京で集中して日本シリーズ観ず、こういう展開になることを予想して旅行かぶせておいてよかった〜

まだ青森のおかげで気が紛れるわ

この日は六兵衛の思い出をそのまま残しておきたくて、2軒目には行かず就寝

22時くらいから街に繰り出してもろくな店やってないことは昨日学んだ

 

■5日目@青森〜浅虫温泉〜仙台

この日、とうとう青森とお別れ

いきなり青森から東京に帰るのはつらいので、一旦仙台で一泊

といっても、仙台は一泊するには北すぎる気もするが東京と青森のちょうど中間点くらいが仙台

それくらい岩手がアホみたいに長いということだ

 

朝、荷物を持ってチェックアウト

駐車場で荷造りして、浅虫温泉へと向かう

「ゆ〜さ浅虫」という道の駅でふらふらお土産を見るも、見慣れたお土産ばかり

朝飯として「鶴亀屋食堂」のうにまぐろ丼を食べに来たのである

三陸塩釜 東ものメバチマグロ丼 小(15枚)」3,300円を注文

小中大と3種類サイズあるが、小でも十分なほどのボリューム

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メニューには15枚と書いてあるが、実際は25枚くらいは乗ってる

大間産じゃないけど、れっきとした国産のメバチマグロ

十分美味しいよ、さっぱり食べられるしわさび醤油も合う

まぁね、本当はうにまぐろ丼が食べたかったんだけど、やっぱりここも旬じゃないということでうに丼の取り扱いなし!

ますます夏の青森、リベンジしに来ないとあかんね

 

小サイズにしたのには理由がある

そう、青森のシメとしてもう1杯らーめんを喰っておきたかった

「丸海 鳴海中華そば店」「丸海 鳴海」「まるかい」の3店で迷う

そう、全部同じDNAの店

だけど・・・元祖にしようかな、特徴的っぽそうだし

ということで、丸海 鳴海中華そば店へ

メニューはそば中とそば大しかない

外観も蕎麦屋っぽいね

超太麺に超あっさりスープ、味濃い厚切りチャーシューという三すくみのバランスが面白い一杯だった

常連客も多いし、いい老舗って感じだね

 

さて今度こそ青森とお別れです

高速に乗って、休憩ちょいちょい挟みつつ泉ICまで南下

途中眠気に負けて金成PAで仮眠

ロードスターは仮眠に向いてない車なので寝すぎないところが良いですねw

 

仙台着いてからチェックアウトまでまだ時間あるので、ちょっと気になる酒屋に寄り道

到着したのが阿部八酒店

ここ・・・伊勢五みたいですごいね

もちろん仙台の地酒も多いし、全国の人気の銘酒が勢揃い、何より店内広くて格式高くて綺麗で雰囲気そのまま伊勢五ですよ

飲みたい酒だらけで素晴らしい、近所に欲しい・・・

しかしここでは東京では滅多に見たことがないけど会津で飲んだ時に美味しかった「会津娘」を購入

2本以上買っても良かったけど、そろそろトランクがパンパンだったので1本で我慢!

 

そして宿に向かいます

仙台の宿はかなり熟考した

繁華街近くのビジネスホテルとか、なんならナインアワーズでも良かった

でも仙台のナインアワーズ、休業中?なぜか検索に引っかかってこず

ビジネスホテルも駐車料金で1,500円くらいとられちゃうからなんかオトク感ない

と思うと、北四番丁駅から徒歩6分くらいのところに格安温泉旅館を発見

しかも駐車料金無料!

これ・・・繁華街までのアクセスも地下鉄乗っちゃえばすぐだしなんなら歩いてもいけるし、駐車料金考えたらビジホより安いし温泉ついてるし和室だし・・・一択じゃね?

ということで晩翠亭いこい荘旅館という旅館に決めた

最後を和室旅館でしめくくるなんていいじゃんか

到着してまず真っ先に大浴場で風呂

浴槽は温泉旅館というより、ジェットバス付の近代的なものだったけど綺麗だし文句なし

さっぱりした〜!

このテンションのまま、日本シリーズを見ながら地下鉄に乗って繁華街へ繰り出す

仙台いい街やな、コンパクトにまとまっていて素晴らしい

 

仙台で喰いたいと強く願ったのは、牛タンのたたき

もう焼いたタンは散々喰ってるから、とにかくタンのたたきが食べたい!

と思って好きなお店「新料理 都留野」に行こうと思うも、ここは1人の予約はNG

なんてこった!

閣も1人の予約はNGだし、、なぜか仙台はソロ客に厳しい

といってもタンのたたきを出してるお店はあまりないのでいろいろ探すと「雅」というお店を発見

ここを予め20時で予約しておいた

電話では「早く来れるなら早く来てもらえたらありがたい」と言われていたので、19時半くらいに到着

雑居ビルの地下1階、かなり奥まったところにあるひっそりした小さいお店

ガラガラっとドアを開けると・・・見事なノーゲス

そこまで繁盛してないし、しかもこういうご時世で平日は閑古鳥なんだね

多分、早めに閉店したいから「早く来て」と言われたのかな?と勘繰った

座敷のテーブル席に通され、日本シリーズを見ながらゆったりと過ごす

青森から仙台の移動は結構体力に響いてたから、一杯目の生はめっちゃ旨かった

そして「タンたたき」2,800円を注文

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う〜ん、このネギで覆う仙台スタイルいいね!

写真撮るの難しいんだけど、一枚だけピックアップして断面をパシャリ

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旨い!!

ドレッシングっぽいシャバシャバのタレがちょっと酸っぱくて味強めなんだけど、肉自体の味はもうホンモノです

ものすごく弾力あって脂少なくさっぱり、これは一皿ペロっといけちゃうね!

周りにしっかり火が通ってるから噛み応えもバリエーションあって良い

やっぱりタタキ旨いな〜

この一皿でビール2杯飲んでお会計です

女将さんと、もう1人その娘さん?アルバイト?の2人体制で静かな店内でした

そりゃ俺しか客いないからね

ふとカウンターの前の方に飾ってある楽天の選手の色紙が目に入り、じーっと見ていたら女将さんが声をかけてくれた

楽天の選手の方のサイン色紙なんです」

「どなたのですか?」

「野村監督です」

やっぱり!やっぱりノムさん

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でも今改めて見ると、左上に「閣 南町店」と書いてある

旧店名なんだね

その左には背番号4の人のサインもある

「岡島ですか?」

「いえ、オコエ選手です」

オコエって背番号4だっけ?

と思ったら2020年から4に変わってたんだね

最近じゃん!

老舗の名店、といった感じで座敷オンリーの落ち着いた格式ある良いお店でした

 

さ〜て、この旅のひとつのコンセプトは「食べ比べ」なので、

続いては閣ブランドーム本店に行きましょう

ここも1人の予約はNGだったから諦めてたけど、八戸のばんやで隣になった人に「並べばいいんですよ」と言われて訪問を決めたお店

予め雅に行く前に店の前を通ると・・・行列なし!よし!

仙台の牛タン料理屋で一番の行列店と言ってもいい店、さすがこのご時世の平日夜!

雅の後そそくさと向かうと、案の定ガラガラですんなりカウンターに座れました

店内半分くらいの入りだね

ジョッキでビールもらっちゃうと進んじゃうので、瓶ビールと「たんたたき」2,500円を注文

お通しは茹でタン(だったっけ)f:id:ajitama100yen:20210114010002j:plain

閣のタタキはネギで覆われてない!こっちの方が見た目は美しいね

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こっちの方が味付けは薄めで肉そのもの!という感じだったけど、

食感も味もあんまり雅と変わらないね

どちらも美味しいし、どっちの方がいいということもない

旨いものは旨い

ビールも合うし、多分日本酒も合う

たん焼きとかトマトサラダも食べてみたかったけど・・・さすがにたたき2皿喰ったらそこそこお腹いっぱいになる

ここらへんでやめておこう

瓶ビール1本で粘ってごちそうさま

 

その後、一番町で豪遊して徒歩で旅館に戻ったのであった

あ、そういえば日本シリーズは成す術なく4連敗

もう何も思わなかった

翌日日本シリーズのために早く家に帰らないといけないこともなくなったので、安全運転でゆっくり帰ろう〜

 

■最終日@仙台〜東京

 

朝風呂入ったらまた貸し切りでした

贅沢な旅館だ〜

久々に布団で寝たけど普通に眠れました

 

チェックアウトしてまずガソリン

高速飛ばしてフロントについた小虫を拭き拭き

朝の仙台市内は10時とはいえ車多く渋滞気味です

車をとめて目指すは仙台駅のすし通り

仙台に言ったら寄らないと気が済まない、仙令鮨

ここの立ち食い寿司に魅了されて何年でしょう

10分前シャッターで店に入り、値段気にせず喰いたいものをドカーっと頼みました

相変わらず・・・穴子とかわはぎ肝のせが絶品すぎる!!

まぐろの頭肉も美味しかった

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贅沢しまくったと思ったのに5,000円行かなかったのでお会計時びっくり

もっと食べればよかった!

駅でお土産を買ってバスで車とめてある場所に戻る

 

もうひとつ、仙台に来たら寄らないと気が済まない「阿部酒店」へ

ここは仙台の酒が一通り揃ってていちいち迷うんだよな〜

2本買って仙台市を後にする

 

ここから目指すは旅行で最後の食事、陸前落合のみずさわ屋です

宮城県のらーめんの名店

ここがね、14時だってのに駐車場満車で外待ち発生中

えらい繁盛してたね

席数多いのに常に満席ですごかったよ

デフォの中華そばにしたけど・・・チャーハンも旨そうだったなぁ!

さすがにさっき寿司喰ったばっかでチャーハンは喰えないので断念

中華そばはなんかとろみがあっておかしな味だった

餡乗ってんじゃないのってくらいとろみあったのは今でも不思議です

 

仙台宮城ICから東北道乗って、ここから一気に帰京

なぜか体調も道路状況も絶好調で、羽生PAまで4時間くらいノンストップで運転できた

素晴らしい!

やっぱり金曜夜に出発して平日夕方に帰ってくるのは正解だった

小腹は減ってたけど自宅までそのまま直行

高速って楽だわ〜

ということで5泊6日の旅、これにて終了です

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旅の平均燃費18.1km/lという相変わらずのエコカーっぷりを発揮

■まとめ

とにかく楽しかったし、念願だった青森を満喫できて人生の肥やしになった

1人で6日間青森旅行するなんて贅沢、今後そうそう体験できないだろう

人生におけるひとつの大きな夢をでっかく叶えられたような気がして満足度はハンパじゃない旅になった

特に良かった点は3点

①食べ物、しいては魚が完璧

八食センターのラインナップとかみなと食堂の神丼とか六兵衛の神CPとか、いろんな地元産の魚が新鮮な状態で安価に味わえるのは素晴らしいね

北海道金沢とかより圧倒的に安いわ

②すいてる

どこ行っても人がいない

繁盛してたのは、みなと食堂と食堂おさないとみずさわ屋くらい?

大間なんて人の気配が全くしないくらい生命が存在していなかった

GOTOトラベル実施中で北海道に観光客が押し寄せてる!という中で青森に観光きてる人全然いないわ

大袈裟じゃなく、初日みなと食堂で横浜ナンバー見ただけで関東の車見かけなかったもんな

旅行に行ってすいてると、もちろん快適ってのもあるし非日常感がより高まって仕事を忘れられる

ある程度観光客が多いと「あぁ、この人達も今は旅行中だけど仕事に戻るんだな」とどこか現実を突き付けられる

それがなかったよ

③温泉最高

日帰り温泉、安いし多いしすいてるしお湯トロトロだしで最高

 

意外とね、日本酒はラインナップも少ないし青森の酒はそんなに好みじゃないことが分かった

まぁそれが分かるだけで財宝なんだけど

あと津軽煮干しらーめんもね、夢は叶った程度の感動かな

青森は魚ですよ

 

次は夏に行きたいね!

うに!

そして八戸をもっと楽しみたい

八食センターのBBQなんて絶対また行きたいし、行きたい店もまだまだ多い

青森県の西側の温泉も泊まってみたいね

お気に入りの県になりました!

青森ありがとう!

 

■最後に映画

移動中観た12本の映画、一言感想いって記録に残しておこう

以下、観た順で

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2・・・ちょうどPART1と同じくらいの面白さだった

トイストーリー4・・・駄作と言われるのがよくわかる。最後、、有り得んやろ。ウッディみんなとなんで別れるの?ボーってそんな大きい存在だったの?ウッディが持ち主の元から自ら去るのは、1〜3を全て否定しているかのような感じ。ショック。

22年目の告白 -私が殺人犯です-・・・こういう壮大っぽく見せかけたサスペンスの邦画、意外と好きなのよね。登場人物のあらゆる要素が3人に詰め込みすぎじゃない?まぁ面白かったけど、夜の東北道で道暗かったから、最後仲村トオルがどうやって死んだのかよくわからなかった

SE7EN・・・ある目的のために順番に人を殺していく感じ、あれ、、昨日観たな。まぁ面白かったよ

美女と野獣・・・実写版の方。12本で唯一泣いちゃった。朝の風景最高!

最強のふたり・・・今回一番良かった。これフランス映画?笑えるし泣けるしほのぼのしてるし吹替もいいし、俳優さん2人とも最高だよ。誘い笑いに釣られる良い映画。

ジュラシック・パーク・・・ラスアス2やって恐竜映画観たくなったんだよね。くそつまんなかった。

ホテルムンバイ・・・ホテルに閉じこもってるだけの映画をよくだれずに2時間半描けたよね。死人多いのは残念だけど、ハラハラする良い映画だった。ベビーシッターさん綺麗だった

アバウト・タイム~愛おしい時間について~・・・超純愛ものかと思ったら、時を戻せるSFの要素入っててズコーとなった。でも主演女優さん綺麗だったからそれで持ってた。ひとつ決め事をしたら服を1枚ずつ脱いでいくっていいね!

ズートピア・・・ディズニー好きだけど、大人が見る映画じゃなかったね。好きになれるキャラが1人も出てこねぇ

それでも僕はやってない・・・これも面白かった〜。ほぼ裁判のシーンだけどだれず2時間突き抜けてのめり込めた。最後は胸糞だけど、俺は胸糞映画が好きだ。「有罪」となった時は1人で「うわまじかよ〜〜」と車で声が漏れ出てしまった

ララランド・・・ミュージカル映画って初めてだったけど、俺には究極的に合ってないとわかった。そもそも歌のシーンは吹替されずそのまま英語なので、運転中はほぼ見れずようわからん。運転中にはこういう映画向かない。でも多分それ差し引いてもつまらなかったと思う。

 

あと、最強のふたりが面白かったから類似してそうな「マイインターン」も借りて見てみたら、やっぱり案の定心温まる素晴らしい映画だった

心の優しい小綺麗な老人が頑張る姿に俺は弱いんだな

 

次青森行けるのはいつになるかな〜

これで47都道府県で行ってないのは和歌山だけ!

和歌山と、あと北九州市と宮崎と鳥取島根に行きたいね!

しかし秋以外の金沢もまた行きたい

香川でうどん三昧も久々にしたい

広島でまた飲み歩きたい

札幌函館も行きたい

道東も行きたい

一生死ねないわー