50年間の余生の過ごし方

ラーメンと日本酒と外食とゲームを見初める日々

プレイグ テイル-レクイエム-【PS5】

前作をプレイしたのが4年も前か
その続編が去年6月に出てしっかり日本語ローカライズされたのでメルカリで4,100円くらいで買ってプレイ
需要に比べて供給量が少なく、結構値崩れしづらいのよねこのタイトル

ajitama.hatenablog.jp
ま〜出来からいうと前作の方が面白かったかなぁ〜
今作はとにかくストーリーが・・・意味不明
俺は今なにを目的としてこの気持ち悪いグロい道を進んでいるんだ、と途中モチベがなくなる
一本道すぎるストーリーに少し辟易
それでもやっぱりプレイグテイルっぽい良い要素も随所にある
トロコンまで40時間くらいだけど、結構楽しめる手ごたえあるタイトルでした。


■鬱展開
後半の鬱展開が・・・ものすごい。
前作もどんどん登場キャラが死んでいって「まじかー」って感じだったけど、今作はそれにも増してすごい
もう救いようがない世界、死にゆく主要キャラ
ちょいちょいいっちょ噛みしてくるマジスター・ヴォーディン?とかクロスボウくれたジョセフとかが当たり前のように死んでいく
んでさぁ・・・美人ママでおなじみのベアトリスまでもがエミリーとかいう痛い女に首かっきられ、その直後にエミリーもネズミに食べられ、そういえばいたマイロとかいうでかい男もソフィアに簡単に殺され、アルノーも伯爵に殺され、伯爵は簡単にスリングで殺され、、、
最後にアミシア自らの手でユーゴを殺める・・・
誰も救われない・・・残ったのはソフィアとルカとアミシアだけ・・・
鬱すぎるでしょ。まさかユーゴ死ぬとは。
そしてユーゴを殺めた瞬間、無音のエンドロールが始まる。
この展開には、さすがにじわーーっときた。
ここまで鬱展開に突っ切ったRPGもまぁ珍しい
まぁ確かにハッピーエンドになる訳ないよな、中世フランスの痛ましい史実を踏襲しているから
にしても。ダークすぎるお話でした。

■アクション性・戦略性の向上
いろんなアクションができるようになって攻略の幅が広がったね
クロスボウ最強ゲーになる前まではちゃんと戦略を練って、敵をどれくらい倒して進んでいくかを自分で決められる楽しさがあった
前作でヘルメット脱がせるっていう非現実的なアクションあったけどなくなってよかった
ルノーとかソフィアの固有アクション楽しかったよ
ソフィア「Stay with me.」「Stay in the light.」
聞き飽きた。

■滲み出るラスアス感
ソフィアまじでテス。アルノーまじでビル。
終末感もラスアスそっくり。
兄弟の絆、エリーとジョエルの絆そっくり。
ほんとラスアス1だね、これ。情景描写もどことなく似てる。
マキューラの保持者であるユーゴって、免疫あるエリーってことよね?
んでジョエルが守護者?エリーを実験体にしようとするファイアフライから守るのがアミシア?
ラスアスに限らず、ちゃんと人気ゲームを学んで作っているなという印象を受けた。
習得できるスキルを文字だけじゃなく動画で出したり、ね。
このへんはGOWとかホライゾン感。

■アミシア強すぎ問題
いろんな高いところから落下してもケガせず、
肩を脱臼して伯爵に3回ほど切られても平気で走り、
大の男に覆いかぶさられてもナイフでカウンター決めるアミシア
伯爵相手に剣を構えた時は、剣で戦ってほしかったなぁ
あそこ、まじでSEKIROみたいに剣戟アクション始まるのかと思ってコントローラ構えちゃったもん
あっさりやられたけど

■次回作
作ってるらしいけど、なくてよくね?
次の保持者を守護するの?あの人工的に作られてそうな次期守護者?
ユーゴじゃないと意味ないなぁ

■入り込みづらいストーリー
全体的に宗教くさいストーリーでいまいちなんだよ
ラ・クーナ島の住人、全員伯爵とメアリーの宗教を信じてるってこと?
残り火のチャイルドってなに?日本語直訳すぎてよくわからん
旅の目的がわからん!
アミシアは自分勝手すぎる。
ユーゴがしきりに「行きたくない」「もうやめよう」って言ってるのに無理に連れ回して・・・
しまいには母親とルカと別れたり。
ベアトリスが不憫でならない。
ルノーもさっきまでアミシア殺そうとしてたのに急に味方についたり・・・
どういう掌返しがあったん?まじでアルノーのムーブ謎すぎんだけど。

■超絶美麗なグラフィック
前作でも思ったけど、ほんとグラいいね
今回はPS5でやったけど、過去イチくらいにグラフィック綺麗ですごかった。
大量のネズミもよく描けてる、処理落ちしないのえらい。
遠くから見る海もほら、ちゃんと青色一色じゃなく緑色っぽくなってる箇所もあってリアル

いやーグラは超よかったね
それでいうと、フォトモードも楽しかった。
ムービー中も自由にフォトモードに移行できていろいろなアングルから撮れるのすごくない?
カメラに映ってないところまで作りこんでるってことだもんね。

その他。
・索敵するの、フォトモードがまじ便利じゃね?フォトモードでマップ全体感把握して敵の位置把握して・・・ってやるとヌルゲーになる。と思ったらユーゴの索敵能力出てきてズコーなった
・今作も鶏をさかさまに持って羽を一心不乱にむしり取るババア2人ほど。ジジイもいたかも。
・明確に「ボスキャラ」として対戦したのってビーストくらいだよね。ボス戦なくてこの緊迫感を出せるのはこのタイトルの素晴らしいところ。
・そういえば伯爵とかくれんぼするのもラスアス1の最後の雪ステージと一緒だね。デビットとのかくれんぼ。
・そういえば押し寄せるネズミからダッシュで逃げるの、アンチャーテッドだね。
・日本語ローカライズもっと頑張ってくれ。セリフが途中で改行されると訳わからない。
・ユーゴが自我を解き放ってネズミで一斉攻撃するシーン、あれはいいよね。暴走モードみたいで。
・直後瞳孔開きまくって心ここにあらずユーゴになるのわろた。でもそんな時でもアミシアがネズミに捕まると「アミシア!やだ!」って叫んでくれる。
・てかところどころほんとぐろい。死体の山の中を進む箇所とかオェーってなる。一番オェーってなったの、牛とか豚の死骸だらけの沼を縫って歩くところ。ほんと臭そう。風呂入れ。
・第1章の養蜂場と少年トーニンはなんの伏線だったんだ?まじの脇役?
・NG+、マンネリ防止策としてネズミの色を変えられたりしたらいいのにね。真っ黒のネズミが一番妥当だけど、真っ白のネズミにしてもそれはそれで気持ち悪いんじゃないかなと思ったり。あとNG+はフランス語にしようかなとも思ったけど、英語のリスニングの勉強にもなるから引き続き英語でw
・一周目はステルスをじっくり味わって広いステージは30分とかかけてクリアしていったけどNG+はクロスボウ回収できるから殺戮ゲーにもできるし敵の動きもちょろいからステルスゲーにもできる。すげー短い時間で淡々と進められた。
・まつぼっくり全部当てるトロフィーと「探検家」のトロフィー、NG+だとクリア判定にならないのほんとクソ仕様。前者はまだわかる。チートスリング使ってるから。後者は高難易度かつナイフも限られてる中で宝箱あけてるんだからクリア判定しろよ。NG+で11章までプレイしていつまでたっても探検家の進捗ないからおかしいな・・・と思って一周目ロードしてあっさり宝箱開けたら進捗しやがった・・・。この仕様のせいで2時間くらい無駄にした。クソが〜。
・冷静に考えて、ユーゴが夢の中で病気治った山が本当にあってそこまでたどり着いたのに、病気が治るのは夢の中の話だけであって現実には山では病気治りませんよ、治るどころか治らないことが分かって過去同じような保持者がここで虐待を受けてましたよ、って・・・鬱すぎる展開だよね
・そんな鬱展開の中でもこのシーンだけは心ほっこり。3人でヤッホーってするとこ。フォトモードもいい感じ。


じわーっと汗が出てくる感じは緊迫感あって、プレイしていると心を揺さぶってくるのでゲーム性が面白い。
ただやっぱりストーリーがちょっといただけないかな・・・
ダークで鬱展開なステルスゲーとしてはおススメだけど、やはり万人受けするタイトルではない。
でもやっぱり洋ゲー洋ゲーで楽しいねw

さーてMGS3リメイクもまだ発売されなそうだし、プロスピ2024も様子見。
FF7リバースの前に原作のFF7でもやるかな!
鬱ゲーだったから心が晴れるような軽快なタイトルやりたいぜ!
それか実写版ラスアス見終わったばっかなのでラスアス1リマスターやるかww

と思ってたら百英雄伝が今年4月に発売されてるのを知った

中古で3,400円で購入~

トロコンだるそうだけどがんばる~