50年間の余生の過ごし方

ラーメンと日本酒と外食とゲームを見初める日々

のんたれ・おちをつけなんせ

YouTube Originalsのコンテンツ

去年10月から「のんたれ」を見始めてやっと映画も含めて全部見終わった

だいぶ能年さんにはいろいろと考えさせてもらいました

 


EP 1 のん、映画つくります | のんたれ

のんたれのまず褒めるべき点は世界観・編集が素晴らしい

OP映像とか次回予告とか途中途中で挟まる能年の感情を表したアニメとか

かなり一流のクリエイターが作ってるんじゃないのかなと思ってメイキング系の映像にしては結構のめりこめた

だけど能年、テメーはダメだ

言動が稚拙すぎる

周りの大人達を巻き込んで自らが先頭に立って仕事を推し進める器量が全然ない

能年の自分勝手な行動に振り回されているスタッフ達を見る度に不憫な気持ちになる、そんな番組にだんだんなっていってしまっていた

結構イライラが表に出やすいタイプで、かつ自分の意見を曲げない

すっげぇ扱いづらい頑固者だったよ

 

映画もつまんなさそうだなぁと思って一般公開から1ヶ月以上経ってようやく重い腰をあげて観たんですが、

これが・・・

歴史上類を見ないほどにつまらない映像だった

全く意味が分からない

これを盲目的なファンは「のんちゃんの世界観が爆発してますね!」と褒め称えるのだろうが、

世間はこんな映画ひとっつも評価してくれないよ多分

のんたれで美大生に映画見せた後の感想とかひどかったじゃん

「自分にはよくわからなかった」とか「ひとつの参考になりました」とかとってつけたようなフォロー

それが一般の意見だと思うし、俺ももれなく映画の意味がサッパリ分からなかった

 


映画「おちをつけなんせ」 | のんたれ

こいつさ、自分が絵を描きたいだけでオシャレな服を着たいだけで、

よくそれを脚本にしようと思ったな

自分の頭の中に描いていることを映画を通じて世界に発信したい!とかそんな大義名分なんだろうけど、

全く頭の中が理解できなかったし映画のストーリーも演出もひとっつも響かなかったよ

是枝監督ものんたれで言ってたじゃん

「メッセージ性とか社会風刺とかを映画で描くこともありだけど、エンタメである以上自分の欲は抑え込んで世間に評価してもらう映像をつくることが最も重要」って

自分の思い描く世界観を映画で表現したいです!と前のめりの能年を諭すかのように呆れ顔で言ってたやん

これが真理だと思うんだよ

金と時間使って、大人数の社会人巻き込んで商業映画制作してる訳だからさ、

てめーの考えてることを表現することなんて二の次なんだよ、自主映画じゃねーんだよ

自分の考えてることを視聴者に受け取ってもらって楽しんでもらおうっていう考えがプロじゃない

視聴者が楽しめるものを作ろうとてめーが努力しろ

 

映像として細かい点もすっごい気になった

編集も自分でやったみたいだけど、つなぎが不自然な箇所とかやけに長いカットとか無駄に長いクロとか極端に短いシーンとか散見

初めて動画編集した大学生じゃないんだからさ

セリフの言い間違えをそのまま使うってのもアリだと思うけど、それを75分の映画の中で3回も4回もやられたら「撮り直せよ」と思ってしまう

素人エキストラの演技がひどすぎて悪目立ちしてる箇所も多いし

 

それにな~

結局あまちゃんから脱してないんだよな

岩手県に住む東北訛りで一人称が「オラ」のおばあちゃんっ子女子高生

親友役に蔵下穂波、お父さん役に菅原大吉

あまちゃんから時は経ってるはずなのに同じ付き合いの中でただ甘やかされてるだけなんだなと感じた

あまちゃんに絵描きと洋服の要素取り入れて脚本訳わからなくしただけじゃん

は~

 

本当に面白いシーンが1秒もなくて初めて映画を1.25倍速で観た

能年の描く世界観にはついていけないだろうと思ってたけど、ここまで脚本も意味が分からないとは思わなかった

公開前のトークショーとかでは結構いいこと言ってたのにな

「監督も脚本も撮影も編集も初めて挑戦する私の作品を通じて、初めてなのにここまでできるのか!と勇気を与えられて皆さんのチャレンジの背中を押せたら嬉しいです」って

粗が目立ちすぎてそんな気にもなれなかったよ


YouTube Originals『のんたれ』公開記念 LIVE トークショー

 

能年大好きになってから8年くらい経とうとしてるけど、

今回の映画制作の取り組みは俺にとってはマイナスでしかなかった

最初から全く何も見なければ良かった

それでも応援するけど、、、もう絵も描かなくていいし音楽もやらなくていい

プロの脚本家が用意した配役でプロの編集と撮影で普通にドラマ映画出てくれればそれでいい

「創作あーちすと」ってなんだよ

普通に女優名乗れやアホ

 

愛の裏返し

歪んだ愛情表現