50年間の余生の過ごし方

ラーメンと日本酒と外食とゲームを見初める日々

らーめんさん 2023年12月号

半袖で過ごしてるとたくさんの人にドン引きされる12月も終わりました

四の五の言わずまずは振り返ってみよう

 

ラーメンに対して明らかにモチベが下がった1年だった

正確に言うと、注目の新店にあまり興味がなくなってしまった

ちゃんとした実力店に2周目行く方が満足度が高い

そこにようやく気付けた1年

まだまだ地方の名店はしっかり行きたいけどね

でも今年から出張減りそうなんだよな。。

 

■12月 10杯

一品香 城東店

つけそば・担担麺 航龍

製麺処 蔵木

手打ラーメン みうら

麺処 花火

家系らーめん たつ家

らーめん はやし

ラーメン健太

ともちんラーメン

Japanese Ramen 五感

 

ということで2023年は163杯でフィニッシュ!

居酒屋で食べたらーめんとか日高屋とか海外のラーメンもどきとか除いてこの数字なら完璧だね!

もうね、週5で働いてたらこの数字が限界ですよ

 

■一品香 城東店@小山市

中華そば凛星に行ったらフラれてしまい、すぐ近くの吉田商店でお茶を濁そうかとも思ったけど行列覚悟で一品香に行ってみる

そしたら外待ち4!勝った!

めちゃんこ腹減ってたけどここのラーメンはナメたら遭難するので、デフォのラーメンと餃子3コ

そして初めて見た「魅惑の肉脂増」という別皿アブラ100円

カウンター席にいたけど、もうオペレーションが華麗。

麺茹でて麺あげした人は餃子も兼任で、腕が疲れるからなのか一旦休憩。

休憩してた人が次のロットでチャーを切る。

さっきチャー切ってた人は丼にトッピングとか油入れてスープを注ぐ。

この4人体制でめまぐるしくローテーションしておっさん4人でパパッと作っていく

見惚れる〜

んでらーめん。

くっっっそうめぇwwwやっぱ一品香だなー!

肉由来の旨味がハンパない。

ここまで舌べろをグワンと掴んでくる旨味、日本有数

もうね、ほんっとうまい

この栃木のご当地らーめんと言っても過言ではない一品香、ほんっとうまくて満足度が高すぎる

スープに肉の出汁?がもうしみ込んでて液体なのに肉の味がするんだよね

もうこれコンソメスープとかブイヨンの域だよ、フランス料理だよ

そこに大判の餃子を入れて水餃子っぽく食べるもよし、麺すするもよし、

さらにそこに加わるのが「魅惑の肉脂増」という初めて見たトッピング

これは別皿で脂がくるんだけど、第二の肉の旨さを丼に加えることができるんだよね

こーれがほんっと・・・うまいw

いろいろな味を楽しみながらボリューミーな一杯を一気に楽しめた

餃子も酢胡椒で喰ったりスープにつけて喰ったりで、モッチリ巨大なハンバーグみたいな餃子だから食べ応えある

地元のおっさんはチャーシューメンもりもり喰ってるし、ほんといい店

学生の頃「一品香は全国的に過小評価だ!」と主張してたけど、今も尚だよね

もっと全国的に人気になってもいいんだけどな

てか地方の地元のラーメン客ってまじでモリモリ喰うよねチャーシューメンを。

君津の大ちゃんラーメンの油まみれのチャーシューメンを地元のBBAが喰いまくって以降、地方の常連客の胃袋は計り知れない

 

■つけそば・担担麺 航龍@南与野

TRY新人大賞にランクインするまで知らなかったお店

丸長インスパイアとつけめんと担担麺のお店

荻窪の丸長は閉店しちゃったからRIP訪問です

いやしかし、甘味と辛味がすごいわ

俺には酸味が分からないくらいそのほかの2つの要素強い

一味多すぎよ!超汗かいたわ!

というのは辛いのが苦手な私だからであって、おそらくは甘みの方向性が強いクラシカルつけそば

丸長っていうより東池袋大勝軒のつけそばよな

麺はほんっとズルズルいけて知らないうちになくなってた喉越し最高の麺

いやーしかしさいたま新都心から歩いてここまで来て、帰りも徒歩で南与野駅

寒いからこそ徒歩移動がはかどります

製麺処 蔵木@高知

高知出張の昼飯

ひろめ市場で塩かつおたたき単品喰ってからつけめん。

高知名物「ホルモンつけめん」ほんとかよ!

真偽を確かめにきたが、、凡

スープも麺も全然うまくない

2010年代初頭に池袋で大量に発生した凡つけめん屋の味

これは東京じゃ生き残れませんわ

まずそうなうどん屋が出してた鍋焼きラーメン喰った方がよかったか!?

 

■手打ラーメン みうら@宇都宮市

那珂川町ゴルフの帰り(どこ?)

もう10年以上積み残した店よね

白河系の老舗で、行列覚悟してたけどすんなり入れた

表面の鶏油の香りすんごい!うわーこれは豊潤だ!

…と思ったがカエシが弱くてスープの旨味があんまない

すーんごいあっさり

惜しいなー。あとちょっと醤油入れてくれたらかなり完璧な一杯になるんだけどな…

丼にスープなみなみなのは嬉しいね

時間かけて汁完です

自家製麺もまぁまぁ!うまい!

さすが老舗の名店!

 

■麺処 花火@矢板市

翌日、泊まりゴルフの朝飯

どうせ牛丼屋かコンビニで朝飯かと思ってたら、栃木北部に朝ラー発見!まじかよ!

しかも県内の有名店とTwで合流してるから結構うまいんじゃないの?

メニューは常時5種類くらいある系だけど…

ってことでリッチ煮干。うーん。

リッチか?

ゴルフ前の朝飯には助かるが、これに930円出すならすき家で豪遊できちゃうよね

うーん。県北のレベルはこれが限界か?

焔が異常なんだよな

 

■家系らーめん たつ家@宇都宮市

んでゴルフ帰り。

マルミャーと最後まで迷って、本能に従ってたつ家

うまいんだけど、、ニンニクがなー

行者ニンニクじゃないし微妙におろしニンニクじゃなくて刻みニンニクなんだよな

スープにもライスにも溶け出さないから刻みニンニク好かんのよ

そこが大幅に減点です

 

■らーめん はやし@渋谷

まさに冒頭で書いた通り、渋谷で昼飯の機会を得たら行ったことない店より行ったことある実力店に行きたいお年頃

ってことで、はやし、13年ぶり3回目ww

一昨年の金光大阪かよwww

昼5分前シャッターで外待ち8人くらい。さすがだね。

夫婦2人で一種類しかないメニューを高速で作る。回転いいねー。

スープすんげぇ少ないよまじかよと思ったけど、れんげいれて口に含んだ瞬間「ふわっ」

軽い!やわらかい!

これはいいね

鰹節と煮干の魚介が強めの豚骨魚介

メンマの風味ですら勝ってしまう繊細なスープ

こういう名店ってさ、13年ぶりに来てもちゃんと美味しいんだね

絶対渋谷の未訪問店行くより満足度高いよね。なかじまとか、あの青いラーメンとか。吉法師か。

だから実力店の2周目以降はやはり良い。

■ラーメン健太@高円寺

平日昼、途端に高円寺ランチのゆったりした時間が舞い込んできた

混んでる店に行きたい!→健太

一択です

2年ぶり3回目の健太。

10分前シャッターで外待ち4人。

ここ営業スタイルが1年前くらいに刷新されてから初の訪問

まず席のレイアウトが違う。一直線のカウンター席がコの字型カウンターになってて、そのセンターで大将がラーメンを調理する形。なので博多のあの店より麺劇場。客が調理光景を固唾を飲んで見守る緊迫感ある感じ。

んでメニューは1種類。1,000円均一。麺の固さ指定なし。「とぅる」もなし。味玉やチャーのトッピングもなし。現金で1,000円を回収される。炊き出しみたい。

食べ終わった丼やゴミは全てセルフ。残ったスープも自分ででっかい寸胴に流し入れる。

んで大将。もう流れ作業のように、

麺をお湯に入れる→丼にカエシいれる→丼にスープいれる→麺あげ→次の麺をお湯に入れる→丼にネギとチャーいれる→提供

の一連の作業を一杯ずつ・1人ずつこなしていく

替玉無料なので、「替玉お願いします」とオーダーがあるとまだ丼が来てない人より優先的に麺が直接丼にサーブされる

……とってもシステマチック。

なんか無機質。

大将も客もベルトコンベアーの上に乗せられたかのような。

うーん。

オープン当初のあの温かみのあって地元民にも愛されてる感じの雰囲気は全く無くなっていた。

もちろん大将の愛娘が厨房にも立っていない。

あーーー、あの頃の健太はなくなったんだなー

俺はショックでした。

となると味にも作用するのは、俺には昔の味の方が好きだった。

店内まで臭う極悪スメルは健在。

ただ昔は丼から香る匂いは全然臭くなく、「これ汁完できるやん!」レベルだった

今はちょいとクセがあって、汁完しようとは思わない

より本格的で東京にはない味になったのかもしらんが、、なんだか優しさがスープから消えたな…

回転率の徹底重視、無機質なオペレーション、そして高円寺のコンビニに蔓延る健太のカップラーメン……

金か。金が店を変えたか。

それ自体に文句は言わん、飲食店営んでる以上稼ぐのは当たり前だ

ただ、「私が好きだった健太は亡くなった」という、それだけだ

人に勧めることはもう…ないかな。

 

■ともちんラーメン@高円寺

二日酔いにきくかなと思って久々に。

うーんうまい

ナギチャンよりラード少なくてスープ味わえるし、うまいわ

でもライス無料なんだけど米とは合わないよなこのラーメンw

 

■Japanese Ramen 五感@池袋

去年の5月OPENの大注目新店

記帳するために何時間も並ぶのでいつかいつか・・・と思って先延ばしにしてたけど

年内最終営業日の12/29に意を決して並ぶ・・・朝7:30に。

極寒の中、7:30で既に14人くらいいた

記帳10時だと思ってたけどあまりに列伸びすぎるので9時に記帳開始

この時既に80~90人の並びで、おそらく8:30以降に並んだ人は記帳できていない

そんなやばい店、今東京で一番ハードル高い店・・・かもしれない

よかった〜7:30にきて。12:30の回ゲットです

醤油か塩で迷っ・・・てはない。即決で塩。

超絶的にうまかったよ

まず鶏油。もしかしたらこれに尽きるかも。

全てのれんげ一口に彩りを与えてくれるんだよ

「うわ・・・おいしっ。」と。「うま。」ではなく「おいし。」。

スープは基本的に貝出汁の旨味がメイン

なんだけど・・・その貝出汁を殺さず生かしつつ、鶏油の旨さがグワワ〜ンと漂って口の中を至福にするんだよね

これはすっごい、すごい、うますぎる・・・

この鶏油は日本一かもしれません

トッピングも当然隙がない。最近のレベル高い新店ってトッピング全てがレベル高いよね

ワンタンとか味玉とか海苔とか全部うまいけど、チャーシューが抜きんでてる

だって4種類も入ってる

薄い豚のでっかいやつは見た目通り、鴨チャーもまぁ予想通りかな

鶏ムネ。うわ〜しっとり!

そして一番のお気に入りは炭火焼きした鶏肉。でっかくてうまい!うまい!

連れの食べた500円のおにく丼、これも絶品だったとのこと

俺は限定の鰹節卵かけご飯食べたけど、これまたおいしかった

出汁醤油かけて喰うタイプね

だけど鰹節が繊細なラーメンの邪魔をしちゃうんじゃないかとデリケートな気分になってしまったので、豪快に満足だけを求めるならおにくご飯の方がよかったかな

いずれにしても旨すぎる店

店内は広くて綺麗で調理風景よく見えるし、待ち時間も少ない

国産の食材のみを使って丁寧にらーめんを作る様は職人なんだけど、店主は爽やかでよい意味で職人気質を感じさせない

いや〜。これほんっとすごい店だね

もうこの店を超えるらーめんにはなかなか出会えないだろうから2024年はらーめん喰わなくていっかーと少しだけ本気で思わせてしまう店でした

 

ということで2023年は163杯でおわり

ここ14年間をまとめると、

2023年:163 2022年:192 2021年:146 2020年:204 2019年:141 2018年:148 2017年:181

2016年:224 2015年:198 2014年:130 2013年:302 2012年:146 2011年:180 2010年:150

ここ5年間は乱高下が激しいなw

そして、14年間で通算2,505杯!

ガキの頃とか日高屋とかも入れたら2,600は絶対いってるなこれ!

ってことで向こう3年間で3,000杯を目標に頑張ろうか

▼麺's ノンノ 2023~

くっそ久々に一年振り返ってみようかね

 

〇実力店の2周目こそ至高

ということに気付いてしまった。新店ハンターするより、ちゃんと美味しい店に通うことが一番幸福を得られる。

やっぱさ、昔も今も人気のお店って客から愛されるそれなりの理由があるんだよね。

うわー久々!みたいな店行くと毎回「そりゃ人気が続くよな〜」と素人ながらに唸っちゃう。すごいよやっぱり。

ex)五稜郭、葉月、勢得、鶏喰、甲斐、先崎、喫茶アドニス、一品香、はやし

鶏喰とアドニスと先崎は大好きな店だからそりゃ感動は継続するんだけど、

甲斐とか五稜郭でも久々に行くと「やっぱうめー!てかこんな旨かったんだ!」と感動できるからすごいのよ

葉月は、昔この味をこよなく愛していた自分の舌が今でも生き続けていることに感謝すら覚えた

結局味の好みって変わらんのよね

 

〇煮干しの名店出身の活躍

煮干しの原価高騰してて仕入れも不安定で新店ラッシュにはならないんだけど、

それでもOPENしてくる店はさすがの旨さだね

「和え玉」という文化がもう都内の一般人に根付き始めたというのもでかい

ex)NIBOSHIMANIA、ビスク、にぼし香、三和中華ソバ店

三和だけ伊吹出身だけどそれ以外はへちかん。

へちかんの功績がでかいです。

 

〇極上のつけめん

ex)周郷、YOKOKURA STORE HOUSE、みつば+クローバー

このへんのつけめん・・・旨かったなぁ・・・

 

〇九州豚骨の奥深さ

2022は北九州方面の田舎で豚骨の奥深さを知り、

今年は佐賀で豚骨を学習した

九州の中でもその土地で豚骨らーめんの特徴が変わるの、ほんと面白い

博多だけで豚骨喰ってる奴、ほんともったいない

一番よかったのは唐津の一光軒かな〜

今月、久留米大牟田らへんぐるぐるしてきます、楽しみ〜

 

〇都内の家系レベル、ガツーンとあがる

こいけのいえけい!麺家龍〜Ryo〜!麺家たいせい!

いやー素晴らしい。どれもうまい。

ちょっと前までIEKEI TOKYO行かないと都内でとことん旨い家系喰えなかったのに、今はこんなにもある。

素晴らしいね。

この素晴らしいラインナップに箕輪家は入れません。

カルト的人気あるだけで味追いついてないもん。

 

〇新店四天王

個人的には、五感⇒Afro Beats⇒Hachimitsu⇒船越

の順で今年は素晴らしい新店に巡り会えた。

うち3店は醤油と塩の2種類。この組み合わせ、今のトレンドなのかな。

 

〇残念な閉店・・・

丸長がまさか閉店するとは・・・これはラーメンの歴史に大きな1ページだよ。

地味に中板橋?の「さわ」の閉店が悲しい。すげー旨かったんだけどな。

 

〇卵かけ麺「TKM」

今年の自分のラーメンを象徴するのは「TKM」です

素晴らしいTKMという文化に触れて感動した

初めて会ったのは桐麺。十三にとんでもない一品があった。

んで村岡屋ジンジャービレッジも千乃鶏夜限定の油そばもべんてんの塩油そばも、どれもこれもが本当にうまい!

本丸の熊谷の・・・店名忘れた。なんだっけ。

ゴールデンタイガーだ!そこにはいつ行けるのでしょうか。

 

〇マイベスト3

順位つけらんない!だけど3つ捻りだすとしたら、もうこの3杯が今年は特別旨かったです。

・中華そば 桐麺@十三 「桐玉(冷)」1,000円

・中華そば べんてん@成増 「塩油そば」1,050円+生卵50円

・Japanese Ramen 五感@池袋 「特上塩らぁめん」1,700円

全部1,000円超えとるやないけ!

もうらーめんって「1,000円の壁」じゃなくて「1,500円の壁」が来てると思う。

一軒で満足するためには特製にするでしょ?ってことは1,500円超えるじゃん。

しょうがないよね。1,500円だとしても美味しいから仕方ないけど、でも高校生とか大学生がなかなかラーメン食べ歩くにはつらくなるんじゃないかな、とそこだけ心配。

 

はい、以上です

来年は150杯喰えればいいですが、新店よりも一度行ったことあるけど最近行ってない名店と地方の名店に力入れたいね。

そういえば百名店2023公開されてたから今見てみるか。

TOKYO:98(ほたて日和まだ行けてない!!卍力はスパイス苦手だからいきたくねんだよ)

OSAKA:18(数年前に比べれば頑張ってる方です)

EAST:93(うずとかみなり、鳴神食堂、HIRAGISHI BASE、りきどう、麗、いち井、オランダ軒。オランダ軒そろそろアンチだから行かないって意地はるのやめよかな)

WEST:28(奈良京都三重兵庫弱すぎ。福岡はもっと頑張ろう)

では2024年終わった時にこの数字が増えていることを願って頑張ります。

今年の目標は百名店を15上積み!

 

以上、2023年もラーメン屋さんたちありがとう!