50年間の余生の過ごし方

ラーメンと日本酒と外食とゲームを見初める日々

らーめんさん 2021年12月号

11月時点で131杯食べてたからかなり楽ちんで全く精神的に追い込まれない12月

今年中に何杯食べたい!とかないからね

 

■12月 15杯

はつね

菜来軒

麺処 秋もと

中華そば さわ

入鹿TOKYO

まんかい 福島本家

いかれたNOODLE Fishtons

世界一暇なラーメン屋

ロックンビリーS1

らーめん大慶

ラーメン二郎 ひたちなか

麺's キッチン RIRI

芛堂寺

家系ラーメン 熊田家

中華そば しば田

 

遠征のおかげもあって意外と喰えたな

2021年は146杯でフィニッシュでした

 

■はつね@西荻窪

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死ぬまでにあと100回は行きたいと思ったので、前回から日をあけず訪問

10年ぶりにもやしそばを頼みました

草村製麺の縮れ麺はタンメンよりこっちの方が合ってるね

にしても、ほんと何喰ってもうまいよね

心に訴えかけてくる味なんだよ

ほっとできるというか、落ち着くというか、五臓六腑に染みわたるとはこういうことかという味

なんだろうね、食材がいいのか味付けがいいのか、もはや思い出補正なのか

でも昔っから大好きだから思い出補正ではないはず

 

■菜来軒@錦糸町

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錦糸町と両国の間にあるテレビで気になってた町中華

五目炒飯目当てだったけど、最後に女将に細切り肉そばを勧められて実食

いや美味しいよ

町中華らしいしょっぱめの餡の味付け

にしてもここの店、飲むには最高の町中華だったな~

外食エントリーでも詳しく書こうかな

 

■麺処 秋もと@市ヶ尾

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ようやく訪問

鰹節のラードが目立つクラシカルな醤油でした

もちもちの木とか田ぶしを久々に食べたくなってきたよ

でもこの店、絶対デフォ以外も美味しい店だよね

スープ一滴も残さず汁完したら綺麗な店員さんに「綺麗にありがとうございます」と言われ、ホクホク顔で退店できました

 

■中華そば さわ@中板橋

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百名店に入ってたので優先度上げて訪問

醤油と塩で迷ったけど醤油にして、特製にしてみたらこれが大正解

ワンタンがまずうまい

生姜入ってる餡と入ってない餡があった気がした、なんか具にバリエーションあって飽きなかったなぁ

そしてチャーも旨いし、味玉も旨いし、トッピング最強系のらーめん屋でした

スープも最初は「支那そばやみたい!」と思うような力強い動物系のコクがあった、と思ったら温度変化とともに煮干しの出汁も目立ってきてギミックも面白い

おじさんの丁寧なワンオペで店内の居心地もいいし、これは地元に人気出る系のいい店だね

いや~塩も気になる

 

■入鹿TOKYO@六本木

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東久留米の店がほぼメニュー変えず、店名とコンセプト変えてミッドタウンの目の前にオープン

平日昼だったけどすごい混んでたね、回転率悪めっていうのもあるけど

東久留米では柚子塩食べてうーん普通かなっと思ったので今回はポルチーニ醤油にした

もう意識高い系でポルチーニのようわからん粒ソースみたいなの乗ってるけど、意外とスープとかは基本に忠実な作りでした

意識高い系に見せかけて唸らされる味

三河屋のねっとりな麺も特徴的でした

インバウンド回復したらもっと混むだろうなぁ、でも日本人だけでもこんだけ流行ってたら店舗展開は成功なのかもね

 

■まんかい 福島本家@福島

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ここから大阪出張時の店です

大阪駅前ビルで散々はしごした後、シメを福島で探す

福島壱麺にフラれ、JETにフラれ、仕方なくまんかいに入る

あれ、ここ、、一風堂やんw

調べたら店主も一風堂出身かなんかで完全に白丸インスパイアでした

2人で食べてたら隣にきた女性3人グループに話しかけられてダル絡みされた

大阪っぽいな~

 

■いかれたNOODLE Fishtons@西大橋

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今回の大阪出張の大目的はこの店

官僚が絶賛していたからね

20分前シャッターで5人待ちくらい

日替わりでつけめんのスープが違うんだよね

この日は烏賊豚骨&煮干という謎なスープです

大阪のつけめんは盛りが綺麗だね

そして麺がめちゃ旨い

モギュッモギュっとしたこの食感、これはなかなかのレベルです

んで、スープも濃すぎなくて麺の風味引き立てるんだよね

濃厚つけめんといえどこのバランスが素晴らしい

 

■世界一暇なラーメン屋@渡辺橋

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これも念願の訪問

もっと並んでるかと思ったら10分待ちくらいで座れた

相変わらず高そうな音響でミスチル流れてる

デフォの貝出汁のやつ頼んだけど、う~ん

人類みな麺類で感動したあの味と方向性同じなんだけど、少しやりすぎじゃないかな

もはやもう甘いんだよ

出汁の味というより、、この独特の甘さ

らーめん喰ってる感じが全然しないんだよな

店名がプリントされてる割りばしがオシャレだったので、ひとつお土産用にもらいました

会社のデスクに飾っています

 

■ロックンビリーS1@塚口

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ここも積年の宿題店でした

30分前シャッターで4人待ちくらい。定刻から少し遅れてオープンです

この時点で少しもう緊張感が走る

店内に入ると、、まじで島崎さんいるよw

でも案外表情も柔らかで全然怒ってるような様子ないから一気に安心した

そして調理風景が一番よく見える席だったのでガン見する

何回か島崎さんと目が合うけど物怖じすることなくガン見を続ける

なんか厨房が科学室というか調合室みたいですごいんだよ

茹で湯のところは水道水ちょろちょろ出さず、浄水機から出てくる水をタンクにためて、それを入れてる

麺線はよくある整え方ではなく、少し箸でつまんでグルグルっとパスタみたいに巻き、はてなマークみたいな軌道を描いて箸から離す

これもこだわりあるんだろうなぁw

醤油も何種類もあって少しずつ丼に入れてるし、塩にも醤油少しだけ入れてたよ

そして湯切りは相変わらず正拳突き

肩壊すよねこれ

味は、今を席巻する鶏清湯醤油の源流という感じ

決して味は濃くないし、カエシも出汁感もそこまで強くない

でも、ここからトイボックスとかしば田とかが影響受けて今の時代の醤油の礎を作ってると思うとなにか感慨深い

これが1,500円と思うと少し高いけど、、まぁ鑑賞料込みって感じだね

最後も「ありがとうね」とかなんとか島崎さんにお礼言われて退店です

いい人だったな~、赤坂の店は厨房見えなかったので、久しぶりの島崎さんを堪能できました

 

■らーめん大慶@阿佐ヶ谷

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寒かったのでなんとなく久々の味噌

バター乗せたけど、丼大きいからバターがすぐ消える

なので、一杯無料の炒飯にもバター半分くらい乗せて、卓上のニンニクも乗せてニンチャー作って楽しんでました

気軽に楽しめるらーめん屋としてはいいね

 

ラーメン二郎 ひたちなか店@勝田

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年内にオープンするって言っておきながら全然オープンしないじゃん!と職場の後輩と話してたら、

「あれ、2週間前くらいにオープンしてますよ」

と、ほんとだ、全然情報降りてこなかった!

急いでその週末、クリスマスに遠征がてら訪問する

整理券制なのはいいね、1時間以上こんな寒い季節に並びたくないもん

8:30配布開始で、8:40にいったら11:30の整理券ゲット

ちょうどいいくらいだね!

11:30に店に戻ったら、11:50の整理券持った人が前に並んでて萎えたけど

店内はめっちゃ広い、そして喜寿の祝いの時にあったオヤジの等身大パネルが飾ってある

ここにおったんかわれ!

麺量もヤサイもデフォでかなり多いとのことだったので、麺少なめヤサイちょい増しアブラニンニクにしました

自家製麺はかなり柔め、そして非乳化のかなりしょっぱいスープを吸って茶色くなってる系です

この麺が特徴的かもね

ブタもなんかごろごろ入ってたけど、ちょっとハズレのパサパサブタだったかな

にしても麺がスープを吸うから少なめでもかなり量がある

遭難しかけました

思ったより地元の二郎初挑戦みたいな人が多くて、意外とみんな麺少なめにしてた

ひたちなか店といってもほぼ水戸市街からも近いから水戸店でいいんじゃないかな

まぁ、、もう行かないかな

あと食券機に謎に50円吸われた、入れたのに戻ってこなくて終わった

 

■麺's キッチン RIRI@笠間市

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一度臨休にフラれて以来のリベンジ

一番人気の汁なしと迷ったけど、無難にデフォの醤油

見た目通りの味でなにも意外性なかったな~

埋没の素朴系醤油でした、汁なしにすりゃ良かった・・・

 

■芛堂寺@つくば

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イチカワのすぐ近くにあるおしゃれな店

デフォが鶏白湯っぽかったので、限定の「烏賊肝と貝出汁」にしました

店内はほぼ筑波大生だね

そして店員さんが全員女性でした

らーめん自体はすごく美味しかった

これ限定で出せるレベルって、店の創作レベル相当高いよなぁ

和え玉とかも何種類もあるし、これは通える店だわ

和え玉の皿めちゃでかくて、立派な一品料理になってたよ

だから回転遅いのか

和え玉って300円くらいで調理も大変で飲食時間2倍くらいになるから客単価上がるけど全体の売上下がると思ってやまないの、俺だけ?

客のリピート率とかがあがるのかなぁ・・・謎。

 

■家系ラーメン 熊田家@水海道

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お腹いっぱいでも家系なら食べられるので、この日3杯目は王道家系列の熊田家です

もう、何も言うことがないくらい美味しい

完璧な家系です

 

■中華そば しば田@仙川

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ここんとこ年末にお邪魔してるね

15時までの営業なので、ギリギリに並んで店内に客俺だけの状況を無理矢理作った

そして柴田さんと久々に長めに話せました

まずらーめんから。

スープさらに存在感増してるね・・・もう鴨出汁云々というより、カエシと動物系出汁が高次元で合わさっていてどちらの良さもビンビンに伝わってくる

ほんと素晴らしいかつ個性的なスープです

自家製麺は1年前食べたのからあまり印象変わらないシルキータイプ

個人的にはこの麺はいまいちです。美味しいんだけどね、個性的ではない

綺麗に汁完です

 

「どう?最近食べてる?」と聞かれたので、あなたの影響受けたロックンに初めて行ってきたよ、と。

そしたら、やっぱりトイボックスの山上店主もロックンに影響受けたからね~と口に出していた

TRYの対談ちゃんと読みましたよと言ったからかもしれないけどw

 

ネットに書ける範囲で興味深い話が2つ。

ひとつめ。

昔の双喜柄の丼が好きだったんですよ~と言ったら、ひとつ270円の安物だったとのこと

今は数千円する高い丼使ってるし、この丼はなぜか味が「なじむ」んだと

あとは、前の丼は背が低くて広いタイプだったから上から見ると鶏油の層がかなり可視化されて見える

丼のサイドの角度が縦にストンというより横に斜めってるからね

この鶏油の層が見えちゃうのがビジュアル的に嫌だったと

今は背が高くて丸部分は狭いタイプなので、サイドの角度は縦にストンと落ちてる

となると、同じ鶏油の量でも上から見ても層がわからない

なるほどね~

これは言われて納得でした。もう双喜の丼に戻すつもりはなさそうだったね

 

ふたつめ。

隣が工事してたから「店舗拡張ですか?」と言ったら、いや全然違うよと。

2号店とか作らないんですか?とカマかけたら、全くその気もないと。

個人的にもこの店舗だけでやってもらいたかったし、厨房に柴田さんがいて柴田さんの作る一杯を食べに来てるから嬉しいと伝えました

「そうだよね、知らない人に俺も作らせて提供させたくはないかな」と。

数年前に催事に積極的に出た時に短期バイトの人達とらーめん作ってそう思ったそうです

金稼ぐより、職人でいたい。

店舗展開すると職人ではいられなくなる。経営者にならないと駄目だ。そう仰っていました。

この心意気は素晴らしいよね。

正直美味しい話もくるけど基本は断っているとのこと。

まあ飯田商店も地元の沼津以外は出店してないし、workshopに入ってる店主さん達も1人を除いて金にがめつくないと言っていた

そういうシンパシーがあるからお互い高め合えてるんだと思います

 

塩も正当に評価を受けているし、TRY総合1位になる可能性を秘めた超名店です

健康だけには気を付けて頑張ってもらいたいね

プライベートの話もしたけど、まぁそれは書かなくていいやw

 

去年BASEで買ったしば田のらーめん、2食入りなのに3食入ってたのはやっぱり柴田さんのサービスでした

ありがとうございます

 

 

ということで2021年は146杯でフィニッシュ

素晴らしいね

 

ここ12年間を改めてまとめると、

2021年:146 2020年:204 2019年:141 2018年:148 2017年:181 2016年:224

2015年:198 2014年:130 2013年:302 2012年:146 2011年:180 2010年:150

 

結構安定してるね

2022年も130杯喰えれば十分よ

 

というより、本当に腹のキャパがなくてですね

二郎も麺半分でもきついし、1日4杯とかホント無理

明日も1日3杯食べる予定だけど、最後の一杯喰えるかどうか自信ない

酒飲まないとバグらないから量喰えないんだよな

1人で居酒屋行くとアホみたいに喰えるんだけど、らーめんはもう無理だね

特製とか滅多に頼まないもん

それは今年自分のハイライト

 

らーめん業界を振り返ると、う~ん、、

新店が醤油出さずにバラエティに富んだものを出してきた印象が強いね

醤油じゃもうおまいつだし勝てないとようやく悟ったのかね

地方のご当地を組み合わせたような新店も増えてきたし、相変わらずボリューム重視の店は繁盛してる

逆に意識高い系と揶揄されるような店も淘汰されてきたかもね

各店がSNSとかで情報発信できるし、素人の評論家も増えてきてるから、味だけじゃなくて店のバックボーンとかコンセプトを客に意識させるのが旨い店は、自然と味も美味しく感じられるような気がする

 

総括記事はもう書かないからここで振り返ると、

<MVP>健太@高円寺

<新人>日陰@新川崎 & 綾川@恵比寿

にします

 

健太は豚骨の美味しさを教えてくれたし、すぐに再訪したいと思える中毒性があった

それは多分、「コロナで店休業して博多まで修行しに行って、帰ってきたらすんごく極悪スメルの美味しい豚骨を出すお店に生まれ変わっていた」っていうストーリーが客の心をくすぐるのよ

それだからより一層美味しく感じさせる

小学生の娘さんの接客調理も心温まるしね

味ももちろん、それ以外の部分で他の豚骨に圧勝してるよ

その部分を評価してMVPとしました

 

新人も同じようなことよ

味はどちらも一級品

日陰は取材拒否っていう謎のオーラもそうだし、あの居抜きで詳細不明な店主が醤油と塩を提供するっていうワクワク感がある

店の雰囲気もすごいし、ただならぬ店っていうのが誰でも一目で分かるあの感じ

すごいんだよなぁ・・・また行かないとなぁ・・・

綾川も分かりやすい「親鶏中華そば」っていうコンセプト

サイドの丼も充実してるし、これでまずい訳がないと思わせる佇まいとメニュー構成だよね

都内のアクセスしやすい店の中であれば、友人に勧めやすい店としては超上位に入ってくるよ

 

他に印象に残った店を列挙すると、

手打 手綱:店主体調心配だよ、お母様逝去のショックもあるかもしれないけどほんと心配

丸長 荻窪本店:あんなしょっぱいつけめんを老人がむさぼり喰ってるの異常だよ

倫道:職場の近くにあったら確実に通ってる、新店の中じゃ一番変化球な店

金剛家:通いやすい距離にこのレベルの家系できて嬉しい

えどもんど:今年のJ系で一番だったかも

和歌山遠征時の和歌山らーめん:井出商店以外おいしかった

ハナイロモ麺:トッピングが個性的なJ系

豚星。:相変わらず昆布めちゃウマだけど汁なしの美味さにも驚愕した

鶏舎:町中華で喰った麺類ではダントツ旨かったね、冷やし葱そば

IEKEI TOKYO:王道家の都内初進出、柏とレベル変わらないことに感動、店に感謝

たた味:何かもうひとつ工夫があればもっと流行ってチェーン展開できるのに、何か惜しい

マルミャー:ラーショブームが来年くるかもね

山本家:新宿の家系なのにとても美味しい、もっと遅くまで営業してればいいのに

横浜へちかん:つけそば最高、日本酒最高、お金泥棒です

はつね:心の味

小滝橋二郎:これで二郎制覇したので思い入れあり。意外と美味かった。

永太:今年としおかもべんてんも行けなかったけど永太行けててよかった・・・

長崎飯店:ちゃんぽん史上めちゃ旨い。俺の中の麺類の裾野が広がった

いかれたNOODLE Fishtons:大阪の店で久々に旨いと思えた

 

いやこれは旨いな~!と心の奥底から思えた一杯は意外と少なかったかも

健太と、はつねのタンメンくらいかなぁS級の感動は

 

コロナの影響で限定らーめんが少なかったので、来年はまたラーメンシーンも元に戻ってくるといいですね

北九州市遠征したいなぁ・・・豚骨だったら4杯喰えるかしら

2泊くらいで北九州一人旅をする、あと札幌一人旅だね!これ目標にします!

 

2021年もらーめんありがとうございました。