レモンサワーとかライムサワーあたりはずっと好きだったんだけど
3〜4年前くらいから個人の居酒屋で手作りレモンサワーが流行り始めて、
とうとうここ1年くらいで酒業界までレモンサワーの商品をアホみたいに増やしまくった
確かに家でビールと日本酒しか飲んでないとたまには柑橘系も飲みたくなってくるし、
ビールだとちょっと重いな〜サワー系飲みたいな〜と思う時もあった
ということで年末くらいからいろんな種類のレモンサワーを飲みまくってみた
2ヶ月以上に渡る個人的徹底取材
画像は全部割愛!
■こだわり酒場のレモンサワー
トータルこれが好みにかなり近い
お店で生絞りレモンサワー飲んでる感覚に近い
きっと人工的じゃないレモンの風味がちゃんとするんだろうな
人気なのには理由がある、人気出るのも納得のバランスの良さ
■99.99(フォーナイン) クリアレモン
印象に全く残ってないw
パっとしねぇなぁと思いながら飲んでた
■レモン・ザ・リッチ 濃い味レモン
このシリーズどこに行っても売ってないから苦労した
これは飲み口はレモンサワーなんだけど飲み込むとサっとアルコールが引いて少しの甘さだけが残る
マジでレモネードだこれ
酒じゃねぇ
■檸檬堂 定番レモン
九州から全国区になったレモンサワー
バランスいいけど強いて言うなら酸っぱさが強い
全然甘ったるくないのはとてもよい、コカ・コーラも酒作れるやん!
■檸檬堂 鬼レモン
9%とは思えない飲みやすさなんだけど、
果汁分が多すぎるせいなのか喉に果汁が残るような感覚が嫌らしい
ヤクルトとかカルピス飲んだ時のあの感じ
■檸檬堂 塩レモン
ソルティーな感じが全くない
え?この商品って「塩レモン」だよね?
と疑ってしまう
しょっぱくて食事に合うね〜みたいなこともなさそうでした
あとコカコーラの缶はプルタブ開けづらい
狭山工場のせい?
■檸檬堂 はちみつレモン
レモン云々より、はちみつの甘さしか感じない
ディズニーランドのハニー味ポップコーンです
これはよくない
あともう1回言うけど、檸檬堂の缶は本当に開けづらい
■贅沢搾り レモン
これレモンサワーなのかなぁ
すげぇすっぱい
もうこれをゴクゴク飲むのは無理です
風邪ひいてビタミンCが欲しい時にこれを飲みます
そもそもだけど、本搾りこくしぼりときてこのネーミングはなくないか?
■チューハイ ハイリキ<レモン>
アサヒの老舗商品
ケチがねぇ、普通にうまい
若干後味に「古さ」というかなんというか、歴戦のベテラン感を感じる
でもそれは決してアルコール臭さとかそういう直接的なマイナスじゃないから全然OK
東京ドームで飲むレモンサワーの味がする
そういう意味での老舗っぽさ、というかなんというか
■タカラcanチューハイ レモン
こちらは宝酒造の老舗商品
全然ダメ
焼酎を水で割ったみたいな味する
アルコールも無駄に8%もあるしこれを好んで飲む若者っているのかね
■タカラcanチューハイ レモンリッチ
デフォのレモンと基本同じ味
少し果汁が増えて柑橘っぽさが増えたけど旨いとは思わん
一応「プレミアム」のくくりなんだけど缶に記載されてる「プレミアムの理由」はデフォに記載されてる「おいしさの理由」と一言一句同じ
なんだよこれ
■極上レモンサワー 丸おろしレモン
宝酒造の別のレモンサワーシリーズ
めちゃ味が濃い!そして、めちゃうまい!
ちょっと甘めのテイストなんだけど甘すぎないからウザくないし、
後味がレモンの柑橘の香りと熟成させた甘さが両方来る
すごく飲みごたえがあって良い
料理と合うかと言われると疑問かもしれないけど、「素ビール」ならぬ「素レモンサワー」にはものすごくいい
■極上レモンサワー 爽快レモンチェッロ
全然爽快じゃない
まず「アルコール9%!?」と驚いて、飲んだ瞬間にそれを納得する
う〜ん、アルコール臭いなぁ
去年12月発売なのにもう公式サイトから消えてるから棚落ちしたのかなぁ
■極上レモンサワー 瀬戸内レモン
極上レモンサワーの中では一番の定番的な立ち位置なのかな
味が薄いわ
アルコールさも柑橘さも旨味も酸味もあんま感じない
まぁスタンダードといえばこういう味なんだろう
■極上レモンサワー 熟成つけ込みレモン
ちょーっと甘いかなぁ
悪くないんだけど、爽快さとかレモンサワーにあるべき炭酸シュワシュワ感がない
甘さに振ったら他にいい商品はあるし、宝酒造に求めてるのはコレジャナイ感
■キレートレモン サワー
すっぱめのレモンサワーだと思って期待してたのに
後味が少しすっぱいくらいでキレートレモンの名を冠するほどでもない
後述する西友のPBの方がすっぱさが目立ってていい
しかもなぁ、後味が少し甘くて喉に残る感じ
期待を大きく下回った
勝手に期待してた俺がアホだった
■プレミアム・バー 華やかレモン
セブンにしか置いてない
ケチのつけようがないし優等生なんだけど特徴もないから突出して好きにもなれない
なのでこれを好んで買って家で飲もうという気も起きない
今度はアサヒとセブン&アイの共同開発品
これが、めちゃめちゃうまい
余計な甘さ・アルコール臭さ・酸味・香りが一切ない
何ひとつ嫌らしさなくゴクゴク飲めるこの感じが素晴らしい
そして後味にちゃんーんと綺麗なレモン風味
しかも搾った果肉が浮遊してる
これが素晴らしい、これで格安価格を実現してるのは本当に素晴らしい
■クリアクーラー 今宵のレモン とろけるレモンサワー Limited
クリアクーラーのプレミアム商品
これもめちゃめちゃうまい
飲み口は「あぁ、甘いレモンサワーね」で終わると思いきや、
しつこくないくらいの甘さで終始してるし何より後味にちゃーんとしたサワーの重さ!
さわやかさと飲みごたえのバランスが秀逸
これはハンパなくいいです、PKGデザインもいい
アルコールが8%というのが嘘みたいに思える味わい
これのためにセブンアンドアイに酒買いに行こうと思えるレベルの高さ
■瞬間レモン いきなりレモン感
サントリーのストロングの派生商品
瞬間メタルみたいなネーミングセンス、ありえない
ストロングシリーズとはいえアルコールは6%
味は王道のレモンサワーといった感じで良さも悪さも感じない
これをレモンサワーで一番好んで飲む人っているのかな
■シャキッとすっぱいレモンサワー
西友のPB商品
確かにレモンサワーの中では分かりやすく「すっぱさ」が特徴として感じられる
ビタミンCを感じます
レモンサワーっていうかC1000タケダ
■氷結
氷結は嫌いだから飲まん
■ストロング系
酔うために酒を飲んでる訳じゃない
料理のお供に、時間のお供に、舌のお供に飲んでいる
つまりストロング系は飲まない
■こくしぼり
棚から消えた、ぴえん
■本搾り レモン
キリン好きじゃないんだよなぁ
と思ったけどさすがに本搾りは飲んでみた
やはり俺は好きじゃない
店で飲む生搾りレモンサワーのような果汁感はあるけどそれは決してイコール旨さではないし、
酸っぱさとか飲みごたえとか旨さがあるというようなパラメータもないし、
なんか全然物足んない
■こだわり酒場のレモンサワーの素
もう缶が好きなら素買って家で炭酸水で割っちゃえ、という貧乏性的思考
結果、缶買うのと全然違う
やっぱり缶の方が味が完成されている気がする
だけどお気に入りのグラスに氷たっぷり入れて自分の好きな濃さで割ってお気に入りのマドラーで混ぜて飲むのも楽しい
これさ、炭酸水とかもこだわり始めるとキリないよね
とりあえず2,3のブランドの強炭酸しかまだ試してないけど、
普通の炭酸の方がいいかもしれないしもっといいブランドの炭酸水があるかもしれないし
しかも元からレモン風味のフレーバーついてる炭酸水とかもあるから無限大!
炭酸水にまでこだわり始めてウィルキンソンとかペリエとか買い始めたら破産する
■大関 わが家のレモンサワーの素
素買うなら他のも試してみよう〜と思って買ってみたら、これ全然ダメ
いくら濃いめで作ってもいくら混ぜても全っ然味がしない!
なんだこれは!
ラーメン屋のレモン水飲んでるのと変わらん!
■サッポロ 濃いめのレモンサワーの素
これは濃い!
炭酸水でどれだけ薄めるとかそういう次元でなく、単純に味が濃い!
中でも後味が濃い
レモンの酸味と人工甘味料の甘さがグワ〜っとくるので、人を選ぶ味
これは、、、味が濃い料理とじゃないと無理だなぁ
ピザとかクリームパスタとか
ステーキだとしてもこれは濃すぎる
薄めで飲むのが最適解
■極上レモンサワーの素 瀬戸内レモン
ちゃーんと「素」だけじゃなく缶と連続して飲み比べてみた
結果、缶の方がうめーわ
素だと後味の人工甘味料の味が目立ってきてしまう
素ってあんまり良くできてないのかなぁ
■まとめ
・最高峰は宝酒造の極上レモンサワー丸おろしレモン
・次点で、セブン系列によく行く人はクリアクーラーとその派生商品
・流通重視ならサントリーのこだわり酒場のレモンサワー
・ただし素より金出して缶買った方が味は保証されてる(個人の好みに左右されるかも)
・老舗メーカーも昔ながらのシリーズは継続させつつ新しいレモンサワーのシリーズを展開させる努力をしている
・同じシリーズでも味の差はあるし旨いまずいの差もある
・レモンサワーを飲むようになって「今日はレモンサワーだ!」と昼から思う日ができるようになった
・家だとしてもレモンサワーを大量に飲むと二日酔いする、ビールより酔う
あまりにも種類が多すぎてこの記事一生投稿できないんじゃないかと思ったから、
年末から2月中旬まで飲んだ分をとりあえずあげる形になった
今後も各メーカーは新商品とかバンバン出すと思うし、
なんならレモンサワーブームが終わって違う酒も流行るかもしれない
ハイボールブームもレモンサワーブームも誰がその数年前に予想できたことか
数年後、俺もホッピー比較記事とか書いてるかもしれない
そういう訳で、とにかく新商品で活性化される人気市場は面白いということです
個人的にはこういうお酒のムーブメントがビールもしくは日本酒で起こってくれることを願います