50年間の余生の過ごし方

ラーメンと日本酒と外食とゲームを見初める日々

ラーメン二郎 山田拓美 喜寿の祝い 〜塾員から二郎への恩返し~

直系二郎の各店舗で宣伝されていた通り、

ラーメン二郎 山田拓喜寿の祝い 〜塾員から二郎への恩返し〜」が本日2/15にセルリアンタワーで開催されました

こういうのは即日レポをあげることに意味があるんだよ

まずは時系列順に事実を綴って、そのあと個人的な感想を連ねる

 

まず会場に着いて思ったのは、客層が上品!ということ

滅多に二郎では見かけないスーツを着こなす初老の方々が多くてイベントの気品高さを感じた

あぁ~、三田キャンパスとか早慶戦の時の3塁側スタンドの雰囲気だ~

まぁね、当初は塾生じゃないと参加できないっていう立て付けだったからこういう客層になるのも納得できるんだけど、

「こんな初老の方々も二郎がやっぱり好きなのか!」と二郎の歴史の重みを感じた

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会場内にはいたるところに山田拓美の等身大パネル

 

そして懐かしの写真の数々の展示

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なんでこののぼりはこんなに汚れてんのw

 

そして目を引く焼香台

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喜寿の祝いと言っておきながら特選塾員に選ばれた祝いも兼ねているこの会

だけれども、実行委員会総出で「大生前葬www」という雰囲気を作り出していてどこかしこでオヤジを殺しにかかっています

戒名「弐郎院 野菜辛目大蒜脂増居士」

そして線香の立つ器の中にはグルエースの粉末

まるで葬式のリハーサルです

 

そうこうしてるうちにオンタイムに開演

司会進行はフォーリンデブはっしーと現役のSFCの院生でミスSFCの子

橋本は数年前の日吉の「二郎トークショー」でもパネリストとして出てたね

だいぶ出世してます

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そのあとオヤジと若林と義塾常任理事と壹番館のお偉いさんで鏡開き

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オヤジ「今日は見せるものはなんでも見せたいのですが、そういうことはやってはいけないという大学からのきつ~いお言葉がありましたので・・・」

どことなく緊張気味

そして山田拓美の特選塾員を後押しした駒村常任理事は、

「特選塾員の候補者リストに山田拓美の名前を見つけた時、とうとう来るべき時が来たかと思いました。」

と笑いを誘う

「反対する人もいるかもしれないと考えましたが、特選塾員という地位はラーメンにあげる訳ではない、山田拓美という人間存在にあげるんだ、そう強く思っていました」

結局、反対票は1つも入らず無事に特選塾員に選ばれたようです

 

乾杯のあとは結構長めの歓談タイム

立食パーティーあるある、トップのいる場所の近くには目立つ棒があるシステムも採用されていました

オヤジのそばにはニンニクのぶら下がった「ニンニク棒」

みんなに挨拶して回って・・・大変やなぁ

 

嬉しかったのは、二郎らしいオリジナルの料理が振舞われたこと

東急ホテルさんに二郎らしい料理を作ってくださいと頼んだところ、豚肉・野菜・にんにくを使った料理を作ってくださいました!」

そうそうこういうの!期待してたんだよこの日しか喰えないメニューがあることを!

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ということで、ホテルスタッフがブタを切って茹でたヤサイと一緒に皿に盛ってニンニク足してカラメをかけて一皿ずつ提供

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う~ん、めちゃうま!

まずすごく柔らかいし、カラメでしょっぱいってこともない

これ本当にホテルが作ったの?どこかの店で作ったのを持ち込んだんじゃないの?

この一皿を求めて会場に長蛇の列が発生

普段並ぶのには慣れてる客ばっかりだから自然とスペースを有効活用した列ができあがる

いや~旨かったなぁ

2周目並んだらあと10人!ってとこで豚切れになってしまってヤサイのみを喰らうことに

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これでもカラメかけて喰ったらちゃんと旨かった

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宮崎千尋がヤサイにがっついてるところ(左から2番目)

 

2周目並んでる頃に歓談の時間が終わってステージ上でコントが繰り広げられていた

オヤジが死んじゃったよ~と38人の店主がみんなで号泣してオヤジの奥さんが遺影を持っていたら、棺桶からオヤジが生き返って「まだまだ頑張るぞ~!」と意気込む

そのままお化けの格好したオヤジに衆議院議員から感謝状が渡される

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その後、オヤジ含めた39人の店主で集合写真

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いや~遠巻きに見てても壮観だったね

基本的にラーメン屋の店主って全然オーラないんだけど、39人も揃うとスター集団的な雰囲気が出てくる

西台の店主、酒飲みすぎだろw

顔真っ赤やんw

 

そうして再び長めの歓談に

この時、全店主1人1人からオヤジへの祝福メッセージが動画で流れる

あっさりしたコメントもあれば長ったらしい滑り気味のコメントもあり、38人38色の映像で面白かった

京都店主は全裸監督のマネをしていて笑いとってたけど、厨房でパンツ一丁になるってどうなのw

 

歓談の時間にどんな有名人が来てるのかな~と会場をぐるぐる見渡していたんだけど、

結局判明したのは宮崎千尋と秋山具義と桃乃木かなとSUSURUくらい?

絶対もっと有名人来てたはず

これだけ分かれば十分でしょ

 

最後は義塾のお偉いさんが音頭をとって慶應讃歌を歌ったあと、オヤジのコメントでシメて参加者全員で記念撮影

オヤジのコメントは非常に手短で、最後に「ニンニク入れますかー!?」の決め台詞で終了

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会場出る時に「香典返しでーす」と言われつつオリジナルグッズ詰め合わせを1セットずつもらう

これがなかなか豪華で、クリアファイルと扇子とトートバッグとクリアボトル

このクリアファイルのデザインにひっそりと「千葉店近日オープン」「「大宮店近日オープン」と書かれていて正式に情報解禁

大宮店はオープンというか、、復活?

 

以上!

会費10,000円、二郎とは思えぬ上品な客層、随所に垣間見える愛校精神、店主勢揃い、などなど色々な要素はあれど、最終的にはみんなオヤジが好きなんだなぁめでたしめでたしで終われる良イベでした。

 

こっからは完全な個人的感想です

 

  • 喜寿を祝う会」なんだから「大生前葬」の要素は冗談半分な感じで程々にすればいいのに、メインコンテンツの寸劇は木魚の音とか流しながら本物の葬式っぽく演出してるし、店主も店主でみんな黒スーツ黒ネクタイで揃えてきてて、祝う会よりも生前葬の方が色濃く出ていることに対して不謹慎というか、、お下品というか、、少しマイナスな感情を抱いた。ギャグなのは分かるけど、だとしてもスベってる空気感があったのは少し残念だった。オヤジのお化けのコスプレを見たい訳じゃないしなぁ。まぁ慶應出て二郎営んでる人なんていい意味で頭狂ってるからこういうことできるんだろうけど

 

  • 物販は思ったよりも売れ行き悪かったように感じた。だってデザインのモチーフが二郎を象徴する黄色じゃなく、慶應を象徴する紺と赤の2トーンのグッズが多いんだもの。違うでしょ。黄色でしょ。

 

 

  • 若林の娘さんと息子さんも来ていて、どちらも中学生?こんな若いお子さんがいたとは驚いた。娘さんは若林にすごく似ているのに可愛いという奇跡

 

  • 若き血、塾歌、慶應讃歌をみんなで歌ったり、登壇するお偉いさんの話す一言一言に対して客が「そうだー!」「なんだー!」と慶應の文化を発揮しているのに、オヤジからはひとっつも慶應らしさを感じなかったw

 

  • あんまりがっつきたくなかったけど、勇気出してオヤジに声かけたら気さくに2ショット撮ってくれたのでヲタクとして箔がついた

 

  • 39店舗の全店主が一同に会する機会ってなかなかないんじゃないか。たとえあったとしても数人は都合つかなくて欠席するだろうし。そうなった時に、39人の中に序列とかあるのかなぁと勝手に推察して楽しんでいた。俺がひばりとか関内の店主だとしたらこういう場でも鼻高々というか、誇らしいし堂々と振舞えると思う。逆に名前は出さないけどあんま人気ない店の店主とか肩身狭いのかもしれないと思うと少しいたたまれなかった。当の本人達は世間の評価とか気にしてないのかもしれないけどね。そう思うと京都二郎なんてそんな旨くないくせに祝福メッセージではっちゃけてたから、案外風通しのいい職場なのかもしれない。

 

  • 上と関連するけど、生前葬が本物の葬式になった時、果たして二郎の指揮は若林がとるのだろうか。オヤジの息子・山田みきをは名乗りをあげないのかな。案外若林より上に行こうとする野心家溢れる店主がいるかもしれない。・・・とかいろいろ考えても妄想の範疇を超えないのでわからないけど、山岸亡き後の大勝軒みたいにゴタゴタにならないといいなぁと思う。

 

総括すると、店主が店空けて大集結するってのは素晴らしいことだと思うし、ちゃんと金かけてイベント企画して一般参加可にして、会で流す映像もわりとちゃんと作り込んでるし、ケチをつけられる内容ではないので満足だった(生前葬のノリは個人的には懐疑的だけど)

まぁ二郎好きな人が二郎生みの親のために企画しているものだし、参加者もおしなべて二郎が好きとなると一種の宗教臭い(褒めてる)雰囲気にはなるけど、元来二郎なんてのはクローズドな文化で来る者拒まず去る者追わずなんだからそれでいい

 

久しぶりに三田にも行かないとな~という悩みと、

トートバッグはいつどこで使えばいいんだという悩みにしばらく苛まされることにします!

 

トークショーは4000RTいったけど今回は300RTどまりか・・・