50年間の余生の過ごし方

ラーメンと日本酒と外食とゲームを見初める日々

ゴッド・オブ・ウォー

f:id:ajitama100yen:20200419213049j:plain

駄作だったああ!

俺にはハマらなかった!

 

今までプレイしたことあるゲームで言うならば、ウィッチャー3とホライゾンとラスアスを足して5で割ったような感じ

北欧神話とか基本的なアクション性はウィッチャー3だし、スキルシステムとかSONYらしいUIとかはホライゾンだし、親子の絆を描いてる部分はラスアスだし

でも、どれも過去にプレイした名作と比べるとひとつふたつ劣っていて結果的につまらなかった

うーん

 

ゲームの最序盤にバルドルと決闘をした時のグラフィックとか演出はものすごく良くてワクワクしたんだけど、

それ以降クリアに至るまで、バルドルとの戦闘以外は特に盛り上がる部分もなくてつならなかったというのが正直な感想

逆に言うと、バルドルとの戦闘はどれだけアングルとかグラフィックとか演出にこだわってるんだって話だけどw

バルドル戦の時は、「ものすごいアクション性じゃん!」と思ったんだけど、そんなに爽快なアクション性はなかったかな

最大の理由として、攻撃ボタンがR1とR2に絞られているということ

これらを押すタイミングと長押し/短押の区別、それくらいしかアクションを繰り出す区別性がない

言うならばR1連打でもクリアできてしまうし、いろいろコマンド繰り出そうと思ってもR1とR2しか使わないから幅広がる感じがあまりしない

武器は2種類しかないしスキルで技は増えるといっても全ての技が有能な訳ではないからクリアまであんまりボタン操作の幅が広がらない

うーん

良い意味で言うと、三國無双みたいな感じはした

攻撃ボタン連打でもなんとかなるし、攻撃ボタンを連打している間にタイミング良く違うボタンを押すと強力な技が発生する、そして無双ボタンみたいに特定のボタンを押すとゲージを消費して必殺技を繰り出す

だけど、、三國無双と違って最後まで同じ武器と同じコマンドを使い続けないといけないからなぁ

ハゲでガタイの良い斧使いなので、典韋をずっと扱っているようw

途中で双鎌みたいな武器も手に入れられるのでバリエーションが広がるけど、斧の方が強いので典韋から卒業できず

うーん、典韋縛りの三國無双があったとしたら売れないよね

 

アクション部分はまぁ面白いなと思ったけど、

レベルという概念はもっと魅力に感じた

キャラクターのレベルを上げてそれによってステータスがあがる、ということは全くなく、

装備のステータスによって主人公クレイトスのパラメータがあがり、それによってレベルが判定されるというシステム

なので経験値という概念が一切なく、ゲームを進めても防具とか装備をブラッシュアップさせなければ永遠にレベル1のまま、というこのシステム

ちょっと斬新で面白いと思った

しかもトロコンした時でさえクレイトスのレベルは8

この、少しずつ刻んでレベルをあげていく感覚、これは面白かった

おのずと「どういう防具の組み合わせが一番強くなるのか」というのを試行錯誤し、

強い武器を手に入れるためにサブクエなどをクリアしていくモチベーションにもなっていった

 

でもなぁ、、、、

良かった点を必死に挙げていったとしても、それ以上にダメだった部分が目立って印象に残ってるんだよ

 

まずはストーリー

これが全然ダメダメ、クソクソアンドクソ

よくわからない、この一言に尽きる

北欧神話とかギリシャ神話とか言ってるけど、固有名詞がよくわからないし、その固有名詞の説明が絶対的に足りないんだよ

知りもしないキャラクターの話が「え、お前ら知ってるでしょ?神話の英雄だよ?」みたいなテンションで当たり前のように繰り広げられるし、

船乗ってる時のミーミルの話もゲーム上で一切ビジュアルで登場しないキャラクターの昔話を延々と聞かされるだけ

全く身に入ってこない

だって、登場人物の名前も知らなければビジュアルも知らないし生い立ちも知らない

これが退屈で仕方ない

苦痛ではないんだけど、全く良く分からない話だから環境音にしかならなかった

メインストーリーもなぁ、、

今俺はなんのためにあの場所に向かってるんだという目的が終始よくわからなかったし、

序盤で「母親の遺灰を山の高いところから撒きたい」という日本人ならどこぞのドラマで聞いたことある話をずっと引きずられて結局遺灰を撒くまでストーリー引きずられて遺灰を撒いたらクリアだし

なんだよそれ

もっと世界に平和ももたらすとか強敵をやっつけるとか思い人を救うとか、そういう大目的のために旅を続けてるなら分かるけど、

遺灰を撒くためにずっとザコと戦ってたのかと思うとげんなり

とにかくストーリーはクソだった

北欧のネーミングセンスもクソ

全部が語尾に「ヘイム」とか「ニュル」がつくから、地名なのか人物名なのか分からない

全然頭に入ってこなかった

ウィッチャーとか、馴染みない固有名詞だったけどちゃーんと頭に入ってきたよ

この違いはなんなんでしょう

 

移動性もクソ

ダッシュ遅いから移動に時間かかる

なんかさ、馬乗らせるとか斧でサーフィンみたいに移動するとか、移動スピードをもっと上げる工夫はなかったのかね

ずっと遅いダッシュさせられてストレスたまる

ファストトラベルもクソ

序盤から中盤まではファストトラベルが使えないし、

いざ使えるとなってもロードの時間長すぎ

普通のロードでロード画面にTipsとか表示するならまだいいんだけど、

ロード専用で変な世界に飛ばされて謎の移動をさせられる

ロード時間を退屈させず登場人物同士の会話を聞かせたろ!とかいうアイディアなんだろうけど、

ロードが終わったら〇ボタンひとつ押してワープできてたらいいのに、

下手に移動して下手にドアの前でコマンド押さないといけないし、

アトレウスとミーミルのクソみたいな会話を聞かないといけない

その会話が終わるとワープ可能なドアが開く

なにこのシステム

普通のロード画面でいいよ、下手に工夫しないで

アイディアが身を滅ぼすいい例

あとさ、ワールドを区別しちゃうからワールドを超えるファストトラベルは「異世界」みたいなワープ専用の部屋に行かないといけないのがクソだるかった

とにかくファストトラベル制度はクソすぎる

ロード画面に工夫を凝らすのは限界があります

 

ストーリーよくわからない関連でいうと、

ストーリーの肝になる部分がクレイトスとアトレウスの親子関係がどんどん強くなっていく時系列

これがなぁ、、同じテーマを見事に表現しているラスアスを知ってるだけに安っぽく感じた

定石じゃん、最初はよそよそしかった2人がちょっとしたきっかけで距離が近くなり、ある場面を経て険悪になり、強力な敵がその仲を引き裂こうとして再び結託して最後は絆で結ばれる、みたいな

この展開が見え見え

あと、息子が生意気すぎてところどころマジでムカついた

身勝手に行動するし、反抗期うざいし

ラスアスのエリーは女の子だからまだ許せた部分があるけど、

アトレウスは男だから「しっかりしろよ」と思う部分があって好きになれなかった

 

世の中には9つ世界がある!とか言うから、

9つ分世界があってマップも広いのか~!とワクワクしてたら、

最初の世界以外はマップ狭いし、しかも5つしか行ける世界ないし

残り4つの世界は行けやしない

これDLC用なのかな

決してオープンワールドではなく、一本道のアクションRPG

マップ手抜きすぎでしょ

 

裏ラスボス的な、最後のヴァルキュリアのシグルーンはとても強くて白熱したけど、

それ以外のボスはそんなに強くないし・・・

かといってストーリーもつまらんから盛り上がりどころがない

 

あと細かい不満点を言うと、

・生首を腰にずっとぶらさげるセンスどうなってんの

・カメラ近い、酔う

・敵キャラで親近感わくキャラが1人もいない、全体的にグロい

・霧のこだま集め、単純ゲーすぎてつまらん

・ミニマップないのクソすぎる

・スタートメニューで見れるマップ、縮尺デカすぎて自分がどこにいるのか詳細が全くわからん

・そしてマップでは標高がわからないから自分の居場所と目的地がわからん

・船での移動スピードが低過ぎる

・アトレウスが「あそこを見てよ」とか「危ない!」とか言うけど、一体どの方向を見てそのセリフを発してるのかが全く分からないからアトレウスのセリフにはストレスしか感じない

 

ほんと、最初の「謎の男」ことバルドルとの闘いにピークを持ってきてその後全然面白みがないというクソゲーだった

そもそも「GOD OF WAR」って

「戦神」っていうゲーム、和ゲーであったとしても買わないよね

 

高まった瞬間:バルドル戦、シグルーンを倒した時