「お前らのオススメのPS4ソフトって?」
みたいなよくあるスレを年末くらいに見てたら、1人だけこのタイトルを激しく勧めてた人がいてふと気になった
「横スクロールアクションならこれだよ」と。
なるほど~、横スクロールアクション久々にやってみたいかも
それも、ロックマンとかカービィとかドンキーコングとかじゃなくてちょっと対象年齢高めというか、任天堂というよりSONYっぽいのがやりたいという心の奥底にあるニーズが刺激された
調べてみると、「メトロイドヴァニア」というジャンルらしい
2D横スクロール探索型アクション、みたいな
初めて聞いた言葉だと思ったら、もっと分かりやすいのが「悪魔城ドラキュラ」と「メトロイドシリーズ」に由来のある造語だと
想像しやすい~!
しかもBloodstainedは悪魔城ドラキュラシリーズの開発スタッフだった五十嵐孝司氏がプロデューサーとのこと
もっと分かりやすい
これって、やりごたえあってアクション性も良くてBGMもいい昔ながらの懐かしい洗練された横スクロールアクションってことだよね?
買いです
結果、37時間でトロコン
まぁ面白かった、、かな
横スクロールも探索系もあまり今までやってこなかったから初心者なんだけど、
広いマップ(といっても現代のゲームとしてはマップは狭め)をとにかく左右分からぬまま踏破していって突き進むワクワク感はすごかった
他のゲームと最も違うと感じた差は、HPの回復手段が極端に少ないということ
敵からのドロップでHP回復アイテムは落ちないし、マップ上にHP回復アイテムは落ちてない
そしてMPを消費してHPをホイミ的に回復する手段もなく、
シャードの設定によってはMP消費してHP回復できるけどR1ずっと押しっぱなしで時間かかる割にHP回復量が少なくて、そもそも中盤までMP上限が少ないので回復手段として現実的じゃない(金欠気味だからポーション無駄使いする暇もない)
となると、一度喰らったダメージはそのまま回復する手段がほぼないままマップを踏破していって、
突如現れるどこにあるか不明なセーブポイントに命からがらようやくたどり着くまでHPのやりくりに苦労する
そのスリルというか、「セーブポイントはどこだ!ここも違う!違う!HPやばい!」とマップを探索していく感じが生きた心地を味わえる
セーブポイントをひとつ見つけ出したら今後はそこを拠点に行ける場所をグイグイ進んでいく感じ
この探索の形がすごく楽しかった
まぁ欲を言えばね、セーブポイントとワープポイントが別で設計されてるから、
セーブポイントとワープポイントが離れてるとそこの往復を何度も何度もするハメになる
アーヴァント村くらいセーブとワープの場所を同じにしてもよかったのでは?と思うけど、
それは「メトロイドヴァニア」の恒例なんだろうと思うと素直に飲み込むことにした
難易度はノーマルで始めたけど、
序盤は死にゲーかってくらい常に死んでた
最初のボスで3回くらい死んだのは初めてかもしれない
それからずっとヌルゲーには全くならなくて何回もコンティニューした
ラスボス倒した後のアイテム収集の段階でようやく敵が全員ザコに思えてきたくらいなので、
ゲームバランスもちゃんとしてるんだろう
声優がついてるキャラクターは15人いないくらいだし、
ストーリーだけ切り取るとお粗末なものだけど、
こういうジャンルの根強い人気のあるゲームを体験できたことは物凄く良かった
本当、たまにはいいよね、こういうゲームも
腰を据えてPS4でやるというよりゲーム性としてはSwitchの方が合ってると思う
当然、Switch版も発売されています
こういうマイナーながらも根強いゲームに文句を言うのは少し気が引けるのでいいっ子ぶってたけど、
当然不満点もあるのでちょっと書き連ねてしまいます
BGM全然普通だった!もっと期待してたのに!
こういう和ゲー(と呼んでいいのかな)でしかもSFC時代からのDNAが脈々と流れてるゲームって大抵BGMがいいイメージあるし、
もちろんこのゲームもそこらへんの洋ゲーよりBGM良かったんだけど、
じゃあ代表的なBGMってなによ?と言われても思いつかないし頭にポンと流れるBGMもない
これはひとつ残念だった
あと、、ドロップゲーだわ
ハンパじゃないドロップゲー、スマホゲームもびっくり
普通にクリアするとしてもステータスをアップさせる数少ない手段の料理は避けて通れない道なんだけど、
料理をするにも食材ドロップするまで同じ敵をなんべんもなんべんも倒す必要あり
エリア変えればリスポーンするからそれは助かったけど、
「醤油」とかいう名前だけ聞けば全然レアっぽくなさそうな食材をゲットするために同じ敵を倒し、同じ宝箱を何回も開けてチャレンジするドロップ運左右ゲー
もう序盤からそんな気がしたから、攻撃力とか防御力捨ててLUCKに全振りの装備してたもんね
しかもこういうゲームにありがちで、食材とか料理の種類がエグいほど多い
そこまでして事細かに食材分ける必要ある?本物の料理のレシピ再現する必要ある?みたいな
ドロップでいうと、敵から一定確率でドロップする「シャード」という要素もこれまた困った
シャードのドロップ率少ないと4%、中ボスクラスの敵を何回も倒して4%のために脳を殺して無心で倒していく
もうこれはゲームじゃなくて作業です
そして武器と装備品の種類の多さ、これが最も厄介
食材の種類が多ければ錬成素材の種類も多く、てか必要以上に多い
これを全部集めてドロップして錬成して、、ってやっていくと、
トロコンまでの最後の10時間くらいはただひたすらにドロップを目指してザコを処理する作業ゲーだった
う~ん
トロコン目指すのはQOL下がると言われるのをまた痛感した
これ、どうにかなんないのかね
武器とかも同じような武器多いし、「この武器作る意味ある?」みたいなね
あと、せっかく主人公のミリアムがそこそこ可愛い見た目で声優さんも小清水亜美なのに、
使える装備品に眼鏡が多いせいで会話シーンもムービーシーンもずっとミリアムが眼鏡かけてる
敵のHPが分かるとかいう絶対的必需アイテムが眼鏡で、かけたらゲーム内ずっとビジュアルが変わるってのもよくわからんし、
終盤MPの消費をゼロにする「ジーベルの眼鏡」というチートアイテムもまた眼鏡だし
眼鏡ゲーです、これ
中盤くらいまではマップ踏破の楽しさに魅了されたけど、
それ以降はLUCKに重きを置きながら敵が貴重アイテムをドロップしないとがっかりしながらストーリーを進め、
通常攻撃は一切使わず強力なシャードを連発する連打ゲーになってしまった印象
買って10日で即出品です!
でも面白かったよ
多分このゲームはこれでいいんだと思う
高まる瞬間:アクセラレイター獲得して移動スピードが格段にあがった時、リモ・ダートの操作性の面白さ、テプス・オシウスがめちゃ有能だと気付いた時